2016年9月18日日曜日

介護な日々

先週末は絶好のサイクリング日和にも拘らず、法事と次女ハネムーン見送りで潰れ、今週は介護関連と雨で昨日ちょびっと走れただけでした。

行ってらっしゃいのフィンエア・エアバスA330(関空)

最近見なくなったジャンボ機。ルフトハンザのフランクフルト行き
介護大変。明らかに社会問題です。対象は父親八十数歳(本人申告は90~100歳)。2年ほど前から言動が変になり、親戚筋からも注意した方がいいよと言われてました。7月下旬、ありがちな話ながら、自室でエアコン切って(温度感覚がなくなるようで)熱中症で倒れ救急搬送。5日ほど入院するも「来た覚えがない」と暴れ病院に愛想尽かされ退院(このフォローも結構大変だったー)。環境変わると認知症は一気に進むと言いますがその通りで、退院した当日いきなり行方不明になり警察消防巻き込んでようやく保護(このフォローもっと大変だったー)。どうやら時空の感覚がなくなるらしく、自宅に居ながら自宅に帰ると言い張り、その後も徘徊で一度警察に保護され平謝り。警察や市役所に指名手配よろしく届け出て、しかしながら24時間監視は不可能で、病院の医師から「そろそろホームに入れた方が」とのご宣託があり、探しまくって近所で1室確保。現在入居の準備中で大わらわなのです。ま、素直に入るかどうかは微妙なんだけど・・・。

認知症って脳の新しい記憶から順に剥がれてゆくようで、要は子供に還った状態です。勿論そんな可愛いものではなく、一部の面子や記憶は残っているので大変なだけ。老人ホームというものの存在の意味がようやく判りました。必要ですわ。今更ながら介護・福祉関係者の日頃の努力には敬服する次第です。ホンマ大変。自分は自分の子供にこの大変さがかからないよう、さっさと幕引きしたいと切に思いました。

こんな認知族がジャカジャカ出てきたら世の中真剣にヤバイ。本人は本当に記憶が欠落しているので迫真です。契約行為でも売買行為でも、サインしていても捺印していても、全く記憶が消えているので、モノがいきなり目の前にある状態なんですね。互いに面喰います。様々な社会活動にこの考慮を入れるとなると、それだけで莫大なエネルギーを要します。本来未来に向けるべきエネルギーをこっちに使うってどうよ?誠に悩ましい話です。

先行きのくらーい話を忘れたく土曜日にちょびっと走行。午前からの介護施設への荷物搬入終了後、14時半頃出走。遠くには行けないのでまず奈良方面へ。東大寺前から南へ走ると、奈良公園・飛火野には白いテントたくさん。鹿たちも行く手を遮られ、テントの手前で屯しています。何だろと通過しましたが、どうやら「なら国際映画祭」の会場設営だったようです。あー、スターを見逃した。傍らでは、そんなの関係ねーとバンビが一心に草を食み、その姿を一心に見つめるカメラマン。曇天の元、それぞれが営む姿は、それこそ映画のようでありました。

なら国際映画祭のテントのようです

こっちはバンビちゃん
続いて大和郡山へ。古い集落やそろそろ黄金っぽくなった田圃を横目に、県道を走り継ぎ大和郡山市街地へ。まず公衆電話ボックスを元気に泳ぐ橙&黒=GIANTSカラーを纏ったヒラヒラ金魚を眺め、柳町商店街をポタリングしていると店先に人だかり。覗くと今度は飲料自動販売機に金魚が泳いでいます。ギョッ。よーく見るとビンやら缶やら並んでいる背後に細長い水槽が入っていて、キンギョはそこを泳いでいる様子。ま、そーだろーなー、自販機内を自由に泳いでるなら、ボタン押したら金魚出てきた・・・なんて珍事が、それこそギョッ。大和郡山は県内唯一の城下町なので、奈良市や明日香とは違った風情がまたいいなあと思った走行32kmのお散歩でした。

自販機の中をキンギョが泳ぐ!
かの自販機、水色の瓶を背後に金魚が泳いでるサマは、まこと涼し気でございました。
出てくるのはきっと清涼飲料水。

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