2016年9月5日月曜日

しまなみ海道を往く2016

また しまなみ海道・とびしま海道を走って来ました。昨年と同じ CTJさんのバスツアー。

自己責任で辿り着く「勝手にツアー」です。それはいいのだけれど問題は天気。週間予報見て大丈夫と喜んでたら三日前に突如台風発生。九州に接近ってすぐ近くやん、と言う一抹の不安を載せてバスは出発。今回の総勢は十数名。

11時過ぎに尾道到着。同伴走行していたトラックから自転車を降ろし、ホテルに運んでおく荷物を積み込んで、一同勝手に出発。コンビニで飲み物買っている間に誰も居なくなっておりました。今回は今治まで直行ですが、因島の大山神社で自転車御守を更新?し、最後の大島はR317の途中から北の海側を走ろうと計画。そして燃料補給は「はっさく大福」「瀬戸田ドルチェのジェラート」「伯方の塩ソフト」3本立て。

因島大橋を渡る所から始まります
◆向島・因島

まず向島に渡ります。島を半周し、因島大橋を潜ってから更に行って素敵な庭のお宅の手前を左折しアプローチを登ります。籠状の橋を渡ってゆくと因島。アプローチ道を降りずに階段を自転車担いでせっせと降りて第1補給処・はっさく大福へ。ところが、ん? 前に自転車誰も停めてない。まー珍しいと覗くとデカデカと「本日は休業日」の貼紙が。でもその右上には「定休日 月火曜日」って書いてるやん。と思ったらその下に「8/22~9/30休業」の貼紙発見。夏休みなん?今はオフシーズンなん? 様々疑問が横切りますが、仕方なく坂を降ります。第一補給失敗。これから行く人、気をつけてね。

休業感めっちゃ漂う 八朔大福
島の外周から途中で左折、切通しを抜けてフラワーセンターの横を通って左折。ICの手前を右折して運動公園の丘を越えて再度外周に出ます。なんでこんなややこしいルートをブルーラインにしたかな。そのまま外周走ればいいやんと思うのだけど。一旦生口橋入口を通過してダウンタウンへ向かいます。若干迷いながら大山神社に到着。境内ガラーン、窓口も閉鎖中。御用の方は自分の携帯電話で社務所に電話せいと神のお告げが貼ってありました。神様は偉いのです。そこへたまたま?アラレちゃんのような巫女様がお通りになり古い御守を返却し、新しいのをお買い求め。今回はブルー基調の和柄。無事故無落車宜しくお願い致します。できればパンクも止めて頂くと助かりまする。

今回の御守は落ち着いた和柄です
◆生口島
ピンセット型の生口橋を渡ってジェラードのドルチェに向かいます。先行していたMさんと入れ違い。1年ぶりにお会いしました。このツアーが同窓会みたいな感じです。ジェラートは天候祈願も含め”はれひめ&デコポン”2種盛り。正確にどっちがどんな味か忘れましたが爽やさは夏に打ってつけ。途中でツアー本隊が追いついて来ました。確か尾道ラーメン食べに行ったグループです。私は一歩先に出て一番観光地っぽい瀬戸田の町を抜け大三島へ向かいます。今回はサイクリスト少な目でしたが学生がクロスバイクですっ飛ばしていたりして、あー最後までもつのかな、でも若いっていいなあ、彼女置いてくなよ、とか交錯するオッサンの心情なのでした。
大三島への多々羅大橋では自分で鳴き龍、打ってみました。主塔のてっぺんからカンカラカンカラと逆さ落とし。フラッターエコーと言うそうですが、本当に長い龍が降りてきそうでいいネーミングですねえ。

生口島は国産レモン発祥の地! レモン島なのです

鳴龍降臨 ♪  (多々羅大橋主塔を下から)
◆大三島
道の駅・多々羅しまなみで休憩。サイクリストの聖地だそうで、掛けにくそうなサイクルラックがたくさん。柑橘系ソフトを食べながらボケっと外を見ていたらフロートのついた小型プロペラ機が飛来。確か尾道から水上機で観光フライトってのが最近始まったと聞きました。いいなあ、乗りたい。日本初だそうですが、海に囲まれてんだから、もう少し水上機の活用があってもいいのにねえ。
一服後、海沿いのR317を走ってまあるい大三島橋へ向かいます。アプローチへの入口が地味で、国道も突然切れます。

おいおい 持ってくなよ! と言いそうなサイクルラック
◆伯方島
ここはショートコース。ここでもMさんと入れ違いにマリンオアシスに到着。予定では塩ソフトのつもりでしたが、柑橘を2発食べた後には流石に入らん。第三補給は中止。
でも夕暮れ時に最後の来島海峡に着くにはちょっと早く、暫く砂浜で時間つぶし。小さなラグーンには浜辺を走る子供たち。傾いた太陽に小波が輝き、風も緩むひとときでした。ふと道路に目をやるとツアー本隊の分隊?が3騎走ってゆきます。私も伯方・大島大橋のアプローチへ腰を上げました。

夏の思い出 とか考えちゃいそう
◆大島
橋を渡って右折、海沿いを走ってゆくと先程の3騎が停車中。見ると海の真ん中を川が流れています。と言うほどくっきりと潮流。所々に渦のタマゴも見られ、瀬戸の由縁を感じました。R317をそのまま走り爽快に下って吉海町に入ったところで右折。4月に走ったバラ公園の方を回って橋に向かいます。私を入れて4騎、2名の方が初めてだったので私がしんがり。造船所の横を通ったら、何かの合図でしょうか、サザエさんの挿入歌が流れていました。作業効率が上がるのかな。私も小学校の掃除の時間の曲がウルトラセブンで、モップに力を入れて見えない怪獣と戦ったこと、思い出しました。



◆来島海峡
17時前に長大な橋に到着。貨物船がゆっくり通り海面がキラキラ。見下ろすとポルコ・ロッソが隠れ家にしそうな入江が見えました。時速は15km/h未満。少し低くなった太陽から光の道が海面を渡って繋がっています。モーゼが指し示したかのような光の海路。ほんの一時だけ開かれた道は「はれひめ」の御神渡りだったのでしょうか。

真紅の飛行艇が着岸するのです、きっと。

太陽からひと続きの光の道
◆今治到着
来島海峡大橋を渡り切ると造船工業都市・今治。家路を急ぐ作業服の人達も見かけられました。海道からくるくる回ってR317に降り、4車線の国道をスモールランプを点滅させながら市街地へ。やがて商店街に入りホテルには17:30に到着。2度目のしまなみ海道は無事終了。走行は84.1kmでした。


道が判っていたってのもあると思いますが、昨年ほど坂が負担にならず、台風の影響もさして感じられず、初日はまずまずでした。帰路も昨年と同じ”とびしま海道”。シトロンの海がきっと待っている筈。はれひめさま、明日もお願い と神頼みの今治の夜なのでした。 結果はご想像通りなんですけどね。 次回に続きます。

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