2014年10月18日土曜日

嵐山はやっぱり奥座敷

春と秋に訪れる嵐山。自転車道1本で行ける利便性?、紅葉には早いですが往復しました。

定番・木津川自転車道を北上します。本日は草刈作業や堤防工事やらでしばし一方通行。信号があるわけでなく監視員のおっちゃんが目視で赤旗白旗を振るだけです。なのでランナーやら自転車部の団体やら農作業のママチャリやらごっちゃに来ると制御不能になって、自からの判断でショベルカーの傍らに飛び込むとか、対向するサイクリストと手で合図して走るとかせねばなりませんでした。難儀なこっちゃ。

草刈といえば、自転車道脇から生茂ってくるススキを鎌で刈ってくれている御仁もいました。場所は先月、私が対向の為に端に寄り過ぎて左腕をススキで傷だらけにした所です。草の陰にロードバイクが持たせかけてあって、誰がこんな所に置いてるのかなと思っていたらその先で鎌をふるっていらっしゃいました。サイクルジャージ姿でですよ。有難うございました。通り過ぎるだけで申し訳ありません。

んなことで、木津川から桂川沿いに入り、消防学校の横を通ったら訓練中。煙が見えたので思わず見学してしまいました。訓練用と思われるマンションの3階にハシゴが掛けられ、タンクを背負った消防士が次々に飛び込んでゆきます。おーかっこええ。迫真でしたねえ。無事救助されたかは見てませんが。

嵐山には12時過ぎに到着。自転車道はいつの間にか、ちょびっと伸びていて林の中を押し歩かなくて済みました。今回は渡月小橋横から山際を直進。大堰川(おおいがわ)沿いを少し走ってみました。(渡月橋を境に桂川から大堰川に名前が変わるそうです)川べりに柵はなく細い小道です。木々に囲まれ緑の水面に山々が映り、屋形船やボートがのんびり見えます。昨年荒れ狂った川とは思えない、長閑な水辺遊びの情景でした。小道はすぐに登坂になり、そして下ると川に白っぽい岩がデッキのように張り出して、風景が一変。小道はそこで終わり、突き当りには旅館「星のや京都」がありました。川が蛇行しているので渡月橋の賑わいは微塵にも感じられず、風までがひっそりと立ち止まる、まさに京の奥座敷でした。

距離は1km弱なんですが、星のやさんでは渡月小橋近くから送迎屋形船を出されています。似合いますね。渡月橋から天龍寺界隈の嵐山も「観光地・嵐山」なんでしょうが、嵐山の本当の粋はこっちって感じです。穏やかな深緑の流れに春には桜、夏には蝉の音、秋には紅葉が映えて、まるでパレット。古来から和歌で詠まれた世界が目の前に拡がります。嵐山を開発したといわれる角倉了以は「水」と言うものを全身で理解していたんでしょうね。

その後、嵐山メイン界隈を回り、京うどん食べて出発。抹茶ソフトも食べたかったのですが、帰路の流れ橋SAでソフト食べようと振り切って漕ぎ出します。天気予報では追風の筈が何故か前から風来る。正確には南東の風。ハンドルバーにモンベルで買った時計バンド用のコンパスを取り付けたので方位には正確なのです。まあいい、と桂川沿いを抜けて木津川沿いへ入り流れ橋SAで休憩。お馴染み四季彩館で「ソフトクリーム1つ」と注文すると、「終了しました、期間的に」と笑顔で返されました。全く予期していなかったので結構ショック。そのショックが伝播したのかサイコン画面がいきなり全消灯。流れ橋まではちゃんと動いてたのに、と走りながらガチャガチャやってましたがビクともせず、結局帰宅後電池交換して復活しました。と言う訳で本日走行は判らないのですが、たまたま嵐山到着時に距離見たのを記憶していて同じ経路を往復したので×2で117.2km。

今度のサイコン(CATEYE STRADA SLIM)の電池はCR1616なのです。コンビニでも売ってないんですよね。困ったもんだ。

いろいろあるから仕方ないって? CR1616。


渡月橋から少しでこの風景
訓練中。左の方に煙が見えます


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