2023年5月14日日曜日

ならまち ゆるポタ

 土曜日午後からは雨、日曜日も雨 なる予報を受けて、土曜日午前中にさっさと行って帰っての「ならまちゆるポタ」。

飛火野です

私は奈良市に生まれ育っていますが市の中心部からは遠いため、ならまちは通過するだけで、ほぼ観光客レベルの知識。なので取材?も兼ねてゆったりと。9時過ぎに三条通に到着し、まずは破竹の勢いの地元企業・中川政七商店本店の鹿猿狐ビルへ(なんちゅう名前よ)。2年前に出来たビルだそうで全く知りませんでした。猿沢池のすぐ西側の細い道に面した華麗なるビルで、よくこんなところにビル建てたねと感心。車1台が精一杯だし、三条通からでは車は入れないっす。18世紀初めからあの場所で商売している商店なので本店の場所は譲れなかったんでしょうね。因みにこの元林院町付近は昔の花街で、そのもっと前は興福寺のお抱え?絵師が多数おられたそうです。芸術の町でしたね。

勿論開店前で、猿田珈琲だけが営業していました。朝一なので地元の方が「おはようございます」と挨拶して下さいます。すぐ横の氏神様へお参りに来られているようです。あみだ籤のように狭い路地をウロウロし、市道(ならまち大通り:んな名前があったと初めて知った)を渡って中院町付近へ。こっちは元興寺のエリアです。ここいらは良く通りがかりますが、ガイドブックに載っているような店は、カミさんと洋食春でご飯食べた位で良く判っていない。なのでまたウロウロ。「あのヘルメットした自転車の人、何べんも同じとこウロウロしてはるわ。迷子かなあ」とか思われていたと思います。ほぼ全ての道が路地であり、建物はほぼ町家であり、違いが良く判らん。

ならまち らしい角

ブルーノート

庚申堂

十輪院

青田家(商人邸宅)

春日山酒造さん

ブルーノートなるJAZ&WINEの店だったり、ふきん屋さんだったり、工芸教室だったり、漬物屋だったり、お寺だったり、カフェだったり、同じような店構えでいろいろあります。これを歩いて探索するのはなかなか大変。自転車が丁度良かったりします。ウロウロするうちに県道80に出たので高畑町へ。途中左手に「頭塔」が見えました。これまでは建物で遮られて見えなかったのでびっくり。中南米のピラミッドを彷彿させる史跡?遺跡? ちょっと異様で、トトロが守ってると言われても納得してしまう。余り近づきたくない感じでした。

頭塔

高畑は私の好きなエリアです。奈良公園(飛火野)や春日大社の杜に隣接するので鹿ちゃんも屯しています。志賀直哉邸が有名ですが、カフェも点在。以前に行った音楽カフェ「ろくさろん」を覗くとシャッターも開いているしメニューも出ているので、一休みと自転車を乗り入れて、どう置こうと考えていると、名物ママさん?が出て来られ、「やってるんですよね?」と伺うと「今あかんねん。お父さん出て行ってしもて!」。営業時間であってもシェフであるお父さんがいないと自動的に閉店扱いになるようです。

左:新薬師寺 右:不空院 の壁

たかばたけ茶論(やってませんでした)

どこでも鹿(首らへん見ると牛の仲間って思いますね)

鷺池の周囲を走って記念写真撮っていると、大きなカメラ持った男性2名から「これは何て言うメーカーの自転車ですか?」と声を掛けられました。クロモリのロードに乗っていたご経験があるそうで「カナダのガノってメーカーなんですけど今は経営形態が変わっちゃって、これも9年目で古いんですよー」とか言ってると「最近はコンポも電動化らしいですねえ」とかいろいろご存知でした。初期ハードルは確実にUPしていますよねえ。

浮見堂と鷺池

奥は明治生まれの奈良ホテル
帰路、信号待ちしていたらひょいと目が合いました

奈良公園の間を抜けて奈良県庁前に出て、東大寺をかすめて飛火野でトイレ。再びならまちに進入するとあちこちの店の前に行列。町家と言うのは間口が狭いので(京都と同じで税金対策)、ちょっと自転車停めて入るのは割と難しいです。更に荒池横の新しいホテルをチラ見し、帰投ルートへ。大して走っていないので30km/h近くでR308を疾走し正午過ぎに帰宅。雨は14時に降り始めました。本日走行34.6km。5月は走ろうと思っていたのに来週末も雨模様の予報。その次の22日にはTOJ京都ステージが4年ぶり?開催。今回は見に行こうと思っていますがこれまた雨予報。

「五月晴れ」って伝説ですか?

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