2018年11月3日土曜日

ゆるポタ文化の日

カミさんのギター発表会があったので、ならまちにある奈良音声館までギターと自転車を車載し、本番まで周辺を超ゆるポタ。と言ってもリハとかあるので3時間位あったので天理まで行きました。文化の日って本当に晴れますねえ。青空が美しかった。

きれいな空でした
天理は通過する事は多いけどダウンタウンを改めてポタするのは初めて。天理教の中心地で独特の雰囲気を持つ宗教都市です。中世の香りすら漂って来ます。勿論、信者以外の人もたくさん住んでますけどね。
県道188を南下して白川ダムから天理市内へ急降下。そうそう、白川ダムの周囲のはグラウンドがあってリトルから高校生まで野球の練習してることが多いのですが、この子たち必ず挨拶してくれるんですよね。指導者がスポーツしてる人には挨拶しろって徹底してるのだと思いますが、悪い気はしません。

で、天理教独特の反りかえった屋根の建物を回ります。まずは天理大学。最近の大学とは全く違う様相。屋根が連なる様は、奈良時代の当尾の里を連想します。教典を学ぶ声が聞こえてきそう。そのすぐ北側に天理教本部があります。ミニサイズの和風天安門広場みたい。ここは誰でも自由に行き来できますし、屋台もたくさん並んでいます。それから街のどこでも見かけるのは各地から参拝に来た信者が宿泊する「詰所」。なんちゅう名前やと思いますが、こうあちこちにあると違和感なくなっちゃうのが不思議。入ったことはないですが、いわゆる合宿所みたいな感じでしょうか。

ひろびろ天理教本部
次に見たのは総合病院。建物の形は大学も詰所も病院も一緒なので、救急で駆け込むにも「どれ?」ってなります。しかも名前が「よろず相談所(憩いの家)」。以前、カミさんがこの病院へお見舞に出掛けた時、バスがあるよーって聞いてたので天理駅前でバスを待ってました。「憩いの家」行きのバスはたくさん来るのに「病院行き」は全く来ない。大リゾートでもあるのかなと思いつつ、しびれを切らし歩いてったそうです。着いて見ると看板に「憩いの家(よろず相談所)」どっちも判るかいー!って話です。今日も病院内の案内看板見てたら「事情部」やら「世話部」やらよく解からん案内がありました。カウセリングと看護ですかね?

総合病院 憩いの家 技術はピカイチだそうです
次にアーケード商店街を歩きました。どこにでもある駅前アーケードですが矢鱈「神具店」が多い。足袋とかお供え陶器セットとか白モノ肌着とか売ってました。ちょっと変わってます。そこら辺で見るジャンクフードのチェーン店なんか一つもなかったです。

天理ラーメンのみならずカレーまで!全国制覇の魂胆か?
見るもの見たのでJR桜井線沿いの路地を北へ走り、奈良市街へ戻りました。奈良女子大学の前を通るとオープンキャンパスやってました。殆ど学祭みたいな感じ。で、年に2回だけの一番古い建物を一般公開と看板に書いてあったのでお邪魔してみました。女子大に入るのって学生時代の白百合女子大以来です。難関国立だけあって、受付やテントの下で食べ物売ってる彼女たちも賢そう。派手な感じは皆無で明るく真面目にのびやかな才媛たちでした。流石やな。

奈良女の記念館
建物は「記念館」と呼ぶ旧奈良女子高等師範学校の本館で、明治42年(1909)の竣工です。小振りな洋館で2階に講堂がありました。和モダンの境地、前方には菊の御紋が掲げられていました。その前では「こんな寮に住みたい!」ってペーパークラフトを展示(写真)。きっとわーわー言いながら作ったんでしょうね。鹿もいたりしてなかなか可愛い。1階は小部屋がたくさんで、今日は文化財やら動物の標本やらを展示していました。木造の雰囲気がいいですね。古い洋館って照明が好きです。雪洞みたいな、花びらみたいなシェードに電球色。LEDの鋭い白光の対極にある気がします。
構内は女の子で一杯。釣られてきてるそれ以外もいましたが、華やかで宜しいなあ女子大は。
記念館二階の講堂
こんな寮に住みたい!
守衛室 白髭の船長さんでも出て来そうです
爽やかな晴れの日だけに奈良には観光客もたくさん。鹿を追っかけたり追いかけられたり。平和はいいなあとつくづく思いました。本日走行たったの34.8km。

さて、エブリスタサイトに新作WEB小説「就職します!」の連載を開始しました。主人公は中年のローディですが、ツーリングシーンは少な目。オッサンの願望を詰め込んだ初めてのラブコメです。少しずつ公開してゆくので完結まで1ヶ月位かかりそうです。読書の秋です。夜長にご笑覧下さい。

https://estar.jp/_novel_view?w=25237537
(他のサイトでも明日より公開します)

ギター発表会は舞台慣れしていない皆さんです。ガクガクの人多かったです(気持ちめっちゃ判る)

キンチョーの秋。

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