2016年8月22日月曜日

蓼科高原 星見えず

1日休みを頂いて、週末から信州・蓼科高原にて夏休み。

ザ・信州 に行きました

蓼科と言えば4年前、秋の夜長に満天の星を見に行こうとホテルの予約をしたら、その日に異動辞令が出ることになって慌ててキャンセルした事がありました。なのでリベンジ?

奈良市からは名神・中央高速を乗り継いで380km余。諏訪ICで降りてビーナスラインを走って15時に蓼科湖畔のホテル着。蓼科湖って森の中にひっそり佇む湖水と思っていたら、何と人造湖でした。広さも「大きめの池」。キャンプ場や昭和を感じさせる遊具場があって、スワンボートが浮かんでいます。イメージがトーンダウン。が、流れ込む水は八ヶ岳連峰からの山水なのでとってもきれい。梅花藻も咲いていました。星を見たいがために予約した蓼科高原です。予想では傍らの白樺林の他には何もない高原に立つロッジ。が、現実は向こう三軒両隣は蕎麦屋さんって立地でした。ううむ。

近畿は晴だったのに現地は曇。荷物置いて外に出てみると雨がパラついています。夕食の予約時間までに行ける所と言うことで、傘さして蓼科湖の畔から乙女滝へ片道3kmのトレッキング。山の中の小道はサイクリングロードのようですが、勿論誰も居ません。地図すら持って来ず、標識に沿って歩くこと30分。横谷渓谷の入口、乙女滝に到着。名前柄、優しい、柔らかいチョロッと滝を想像していたら、岩肌から轟轟と大量の水が噴き出す大迫力の滝で、びっくら。辺りは水煙で霞み、オゾン2000%って感じ。どんな乙女を想像して名前つけたんや。


大迫力の乙女滝
流水に梅花藻が咲いています
























で、夜空の星。雨降ってた位です。なーんにも見えやせん。ま、翌日に期待の露天風呂でした。

日曜は晴。と言っても山の上の方は雲がかかってます。それもその筈。近寄ってくる台風9号は何となく意識していましたが、知らない間に11号まで発生し関東甲信越地方の天気予報はなかなか悲観的。まずは北八ヶ岳ロープウェイで山頂駅へ。標高2237mで気温17℃。近畿地方と20℃も違うのです。この空気、送ってあげたいと真剣に思いましたね。山頂駅付近に30分程で歩ける「坪庭」なる散策コースがあります。大雪山と同じ雰囲気ね。坪と言っても勿論、家の坪庭とは違って10万坪の溶岩地帯のコース。黒っぽい溶岩が、不思議なケルンのように積み重なった自然のオブジェの中に、ハイマツが群生。合間にクロマメノキ,シラタマノキ,コケモモなんてグルメシリーズが顔を覗かせています。コメ某って植物も多く、小さな葉っぱを目一杯張って山の霧粒を受け止めていました。山腹にガスが流れ来るのを仰ぎながら、無限にある岩陰を覗いては生命のひたむきさを感じる溶岩畑なのでした。

それに…コケモモソフト、美味しいっす。スイス風のロープウェイ駅で販売中。

北八ヶ岳 坪庭

ロープウェイ駅で売ってたカップ蕎麦。標高1700mでパンパン!

その後ビーナスラインを霧ヶ峰まで疾走。清々しく広々とした高原の風景。あーこれが信州!って叫びたくなる大風景。途中何台ものロードバイクを見かけました。車だって結構大変な坂なんです。標高1500~2000mで路面も最悪。恐れ入るの一言です。私も代わりに?ホテルに帰館後、蓼科湖でしっかりスワンボートを漕いだのでした。何がイメージトーンダウンやねん。

私が好きな白樺。美しい
湧く夏雲にUFOの影? 残念 凧でした
















その夜のテレビは台風首都圏直撃一色。長野県茅野地方も台風の端っこがかかりそう。予報では朝には大雨で本州最接近・上陸とか。やべ、中央高速止まったら帰るのは難儀になる。取り敢えず翌朝一番での出発を決めて、そうだ星だった。
外に出て見上げると、地上が明る過ぎる・・・。何しろ庭園ライトアップ中。プールサイドから眺める夜空には台風の外周なのか、足早に流れる雲が見えるばかり。これから山に出掛ける気にもなれず、4年越しの満点の星はお預けになったのでした。だってビールの方が良いし・・・な。

図星が見えました。 ★

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