2016年1月24日日曜日

奈良鹿入門

全国的に最強の寒波襲来。奈良市は朝から晴天。しかし、寒風強しで出走諦めました。だって昼間でも外気温1℃、只今-3.5℃。

さて、今年の奈良・若草山 山焼きは昨日、不調に終わりました。
山焼きに先立って始まった花火は大輪が夜空を彩りましたが、地上にも傘の輪がたくさん。次いで山裾から点火、炎は高く渦巻きオレンジの帯が・・・ 拡がりません。雨で燻っているのか白煙が風にたなびき、何時まで経っても同じところがボーボーしてる。冷たい雨がポツポツと水を差し、30分後には立ち去る人大勢。報道では2割程度しか焼けなかったそうで、残りは後日焼きなおすそうです。せめて雪なら違った風情があったんでしょうけどねえ。残念。

若草山 山焼き2016 やたら煙が目立ちます
 この日は山焼きの前から春日大社の「大とんど」などの行事があったためか、冬の奈良にしては観光客たくさん。それもインバウンドたくさん。みなさん鹿と戯れ、煎餅をせがまれ、一緒にスマホの写真に納まる。I-PHONEは世界の共通プロトコルになりつつあります。飛び交う言葉も日本語は稀有、関西弁なんて殆ど聞こえず。ま、この寒さ、地元民は家でじっとしてるか、イオン行ってるわな。

春日大社の大とんど 燃やすお札のドライブスルー受付もあります
 なので少し前から奈良公園内には「鹿」の注意板が、イラストと英中韓語で書かれています。曰く、

○鹿は野生生物である  飼鹿でもペットでもなくwildだぜい。 
○鹿は噛む Bite!  8bitのバイト(byte)ではありません。
           ついでにアルバイト(arbeit)は英語じゃなくドイツ語です。
○鹿は叩く Kick!  前足だけでなく後足のキックにはマジでご注意。強烈なので鹿の背後には
           回らない方が良いです。
○鹿は突く Butt!  雄の角は武器ですからな。でも秋には切られるので今はすっぴんです。
           因みにトナカイは雌にも角がありますよ。
○鹿は突進する KnockDown! まともに当たると勝ち目はありません。
           時速60kmで走れるウシの仲間なんです。
「鹿」注意の看板 イラストも可愛い
 普段はつぶらな瞳で草やら紙やらをもぐもぐしていますが、それに道路を渡る時もちゃんと車の流れ見て渡っていますが、肉弾戦では人間の敵ではないと思召せ。そもそも神の使いですからね。お辞儀されてもお辞儀を返すくらい丁重に相手して下さい。

鹿の主食は奈良公園の芝です。鹿せんべいではありません。シカし、鹿せんべい、食べてみたい人いるでしょうね。普通は買うと同時に鹿たちが寄ってきて「ちょーだい、ちょーだい」になるので、なかなか自分で食べるタイミングは難しいのです。ま、やめときなはれ。美味しいものではありません。ワタシ的には「障子紙」みたいな味でした。

なお、神の使いなのでお願い事をしてみましょう。大抵「わかった・わかった」とウンウンしてくれます。そして 「で、センベイは?」と見つめられます。お賽銭代わりに是非お求め下さい。

左は北海道・トマムの牛さん 右が奈良の鹿さん(お神籤入り 怖くて見れないよ)
以上、神の使いの使いからのご神託、シカとよろしく願います。

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