2015年9月20日日曜日

イモ峠越え

1ヶ月ぶりにツーリング解禁(自分で決めただけ)。そろそろヒガンバナとのコントラストが美しいであろう明日香・稲渕地区の棚田見学。

1ヶ月経って忘れてしまいそうなんだけど、ホイール,タイヤ、そしてチェーン交換後の初ツーリング。何があるか判らないので平坦で、無理のない距離の明日香を選びました。ところが思わぬ展開に。

往路は平穏、県道1で奈良市街地に出て、ならまちを通り抜け県道とR169で桜井から山田寺跡の近くを抜けて明日香村到着。自転車道で石舞台近くまで走り稲渕地区へ近づくと人がたくさん。路上にはカラーコーンが置かれ、ロープで車道を区分けされパトカーまで止まってる。なんだか物々しい中、皆さん棚田の中の小道を巡っています。ちょっと自転車では入れない雰囲気だったので、そのまま真っ直ぐ進むと川沿いの集落を抜け、道は山の中へ。

少し行くと奥明日香の柏森地区。道は更に山へ入ってゆきます。どうしたもんだかと思っているとロードバイクがスーッと降りてきました。あら?どこかに通じているんだ。R169に出るかな? その直前にバスがやって来たのでそう思い込んでしまいました。戻るのも何だし行ってみようとスタート。が、山また山、どんどん鬱蒼となり道も細く苔生してきます。私の心も細くなる一方ですが、そのうちパーッと開けると期待しジワジワ登ります。

いい加減山の中に入った所で木の看板発見。停車し読んでみると、この道は明日香と吉野を結ぶ古道であり、現在地は小峠、この先の芋峠から下りとの事。古道と今走っている道は≠でしょうが、もうちょっとで峠や と更にひーこら・ジワジワ・斜め走り?も加えて登ります。曲がりくねった道に何度も期待を裏切られながらようやく峠。1台の自転車が既に休憩中でした。が、特に看板もなく、この先はどこへ行くのか?頭の中に勝手に高取の地名がinputされていて、多分高取町のR169やろうと、そもそも峠から引き返すのはどうよ と先を下り始めました。

上りにも下りにも弱い私です。ブレーキかけてないとカーブ曲がり切れん、掌は攣りそうになるし、なかなか平地が見えて来ない。かなり不安。スマホは電波が入らないため、GPSの現在地の点が出るだけで肝心の地図がロードされず役立たず。途中1台のロードバイクが上がってきましたが、一所懸命上がってくる人に「この道どこ行きますか?」なんてマヌケな事聞けず、そのまま下り切ると川沿い公園みたいな所に出ました。コンパスの方角は南、更に下ると集落があり「吉野町消防団」の文字が…。ヨシノ?え?ヨシノに出ちゃったの?焦り最大。芋峠に戻る気にはなりませんが、吉野から橿原方面って、また山越え? あちゃー。

集落の細い道を更に南下すると前方が開け大きな川が左右に流れています。吉野川。下流は紀ノ川となる1級河川です。川沿いの道路はR169。この国道を目指していたには違いないけど、お角違い。右折し西進。確かどこかで北上する筈と手探りで走行。ダンプや大型車が多く結構おっかない道路でした。そこそこ走ってようやくT字路。右折「橿原」が光って見えます。が、ここからまた上り坂。距離は数キロ程度なのですが、既に消耗しているのでインナーギアで緩々進むと芦原トンネル。歩道が砂浜状態で滑って危険。トンネル出ると目指す高取町が広がっていました。そのまま飛鳥駅発見。やれやれ。

ここからは知っている道なので、のんびり走って大和中央自転車道へ。途中、足が左右とも攣って大変でしたが、予定より1時間半オーバーで帰宅できました。本日走行101km。70km程度のリハビリ予定が思わぬ疲労、帯状疱疹復活しなければいいのですが。
峠道を看板見る以外ノンストップで上れたのは、新ホイールのおかげでしょうね。重量とか比較していませんが、速度はほんの少し上がった感じがします。試運転コースとしては充分でした。

棚田の曼珠沙華はどこへやらで教訓たくさん。行き先付近の地図はちゃんと見てゆくこと。スマホあるからなんて奈良県では通用しません。それとミネラル不足になりそうなら早く補給すること。私は途中で買ったドリンクを「麦茶」にしちゃったんですねえ。スポーツドリンク甘いから嫌ったのですが、状況考えて補給せねばなりません。風はそこそこ冷たく、坂道で筋肉疲労=ミネラル足らん+1ヶ月ぶり走行=足攣る可能性 なんて考えりゃ判る話ですけど。

吉野の里に攣れる行き足。

本来の目的地 稲渕地区の棚田

芋峠の説明です(小峠)

芋峠付近

峠道にあった苔に覆われた神秘的な大岩

吉野川 真ん中で鮎釣り中?

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