2015年5月2日土曜日

春の使者現る

そんなロマンティックなものではありません。例えて言うと悪魔の指先。それもウニャウニャ動く奴です。大人になればロマンティックになるのも居る事は居るのですが。
今年はまだ見かけていなかったのが、昨晩、犬の散歩で桜の木の下を通りかかった時、月光の影絵となった桜の葉の下に奴がしがみつき悶えるシルエットを見てしまったのです。5m迂回して通りました。勿論犬にもよーく言い聞かせておきました。この時期、桜の下は通行厳禁。

なので本日の春の恒例・嵐山行きに際しても、紅葉の名所ですから充分注意を払って走りました。モミジからはブラーンと垂れ下がってくるのです。ブランコケムシと言いますからね。使者の正体判りました?

そして本日の注意事項2番目は日焼け対策。日焼け止めを顔から首から腕まで塗りたくって出発。天気予報では朝は北風、昼から南風とまたまた往復アゲインストの予想。往路は大した事はなく、木津川CRを順調に走行、流れ橋SAでトイレ休憩した他は無停車で嵐山着。思ったより人出はありませんでした。渡月橋を渡る人々に隙間がありましたし、自転車も走行できました。お昼には早かったので、渡月橋を渡って川沿いに上ってみました。紅葉の隙間から、深緑の川面をのんびり進むボートや屋形船を眺めます。南に伸びる若葉たちが日よけになって5月の眩しさを遮り、船頭の掛け声さえも円やかに濾して届けてくれました。

石畳道はすぐに地道になり行き止り、仕方なく天龍寺界隈をくるっと回って中ノ島へ。京風うどんでも食べようと屋台を覗いてたら「嵐山ラーメンいかがですかーっ」の兄さんと目が合ってしまい「はい、食べます」。確かこの屋台、前はうどん屋だったような気が…と思いながら「鶏ガラあっさり風味」のラーメンを頂きました。しかし嵐山ラーメンってブランドだったっけ?

正午を回ると人も増えてきたので自転車道を戻ります。向風気味なので速度はやや低下し25km/h巡航。但し嵐山近辺は公園で遊ぶ人、スポーツする人、BBQする人で自転車道も人が多く、飛ばしてはいけません。子供やボールの飛び出しは茶飯事です。河川敷のネギ畑を抜けて(これって九条ネギなんだろか)R9を渡り桂川対岸へ。時々沿道の草で対向も難しい区間があり、お互い左腕を草に突っ込みながら走ります。名神高速上り線は少し東から渋滞しているようでした。

御幸橋を渡ってから下道走って飛行神社へ。参拝とトイレ拝借。何しろ30℃の暑さなので熱中症対策休憩。その後、普通に府道22号に出る筈が、左折する場所を誤り八幡市内をウロウロし、ひょこっとR1に出ました。そのまま流れ橋SAへ寄って、ドリンクを補給しCRを南下。向風は時折強くなりましたが、概ね24~28km/hの範囲で走行し帰宅。本日走行112.7km。

嵐山は外人さん沢山でした。飛び交ってる言語もさっぱり判りません。「オモテナシ」が威力発揮。総論ではいい事と思いますが、先日近所のイオンで、中国人と思しき大家族が、レジに大量の紙オムツを積み上げ家内喧嘩。痩せ形小柄でちょっと貧相な父さんと、それに似た息子たちの前に、恰幅の良い母さんが仁王立ち。 ”○※#$&◇〒∋+ !!” 何言ってんだかさっぱり判りませんがご立腹の様子。よく似た体形の妹(多分)も加勢し更にヒートアップ、ジリジリ後退する貧相父さんたち。レジ係のお嬢さんは成すすべもなくポカン。私も帰宅途中でもあり最後まで観戦?できませんでしたが、観光地とは程遠い住宅地のイオンであれやられたらたまりませんな。オモテナシもちょっと考えてしまいます。まあ国が違っても家族の力関係って変わらない事でしょうか。

どこの国でも 「ウツテナシ」

嵐山・渡月橋

水の音は心を鎮めてくれます

悪魔の棲家と思えない爽やかな若葉



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