先日の暴風が嘘みたいにすっきりした空模様。それ程寒くもなくサイクリング日和 だったのに我が「GENNIX R2 たんちょう」は朝からリアタイヤ交換。先週、何を踏んだかタイヤが三角にめくれ、ケプラー層が見えていました。まだ1200km余しか走ってないけど今後を考えて交換。ついでに軽自動車R2のタイヤをスタッドレスに交換。1日5本のタイヤ交換でした。
GENNIX R2に乗り始めて、実は初めての自分でタイヤ・チューブ交換なんですね。いやー、だってコンチのグランプリ4000はパンクしないですもん。8月に3000km超で同銘柄にタイヤ交換しましたが、ホイールと一緒にショップに頼んだので、今回初めて自分でタイヤレバーを差し込みました。
交換作業はどーって事ないです。外したタイヤを裏返すと切り傷ザックリ。うーん危ないとこだった。一応チューブも見てみるとやっぱ穴が。うわーほんまに危ないとこだった。ギリで貫通していなかったのですね。仕方なくストックのシュワルベチューブと真新しい同じグランプリ4000SⅡを装着。いろいろ見ながら、掃除もしながらやったので1時間近くかかってしまった。110PS位空気入れて近所を試走。前後のタイヤの減りが違う訳ですが、下手ぴぃには違いが判らんので、これで完成。
見づらいですが、白いのがケプラー地 |
タイヤを裏から見たら切り傷に。 |
傷はチューブにまで達してました |
今朝、このR2で走っていたら前にダークグレイのR2が入ってきました。R2は多彩なカラーが特徴ですが、この色見るのは初めて。アルファロメオのデザイナーがデザインしたというR2。可愛いので、どちらかと言うと淡いカラーが似合うかと思いっきゃ、ダークグレーもなかなか良かったです。そのR2と言えば、BB-8に人気を脅かされつつありながらStar Warsでも不動の存在。無理くりの宇宙繋がりで、スペース・ラヴ 第4話 ・・・ 始まります!
<スペース・ラヴ 第4話> ・・・・・・・☆彡・・・・・・・☆彡・・・・・・・☆彡
[前回までのあらすじ]
留学中の僕は帰省の途中で、自らを植物と名乗る虹色の髪の女の子に出会う。彼女が目指すのは僕の帰省先L1123惑星。僕の乗る光速船より先にL1123に到着した彼女は、目的地である水車の畔で水車の動きと同期して倒れてしまう。駆けつけた僕は水車を緊急停止し彼女を助け出したが、彼女の生命源である水を勧めたところ、彼女から意外な言葉が出た。彼女は水の星からやって来たワラという名前の調査員で「水を吸収する実験」のために来たと言う。水の星は火の星(太陽)を回る小惑星だが、温度上昇により水の枯渇が懸念されている。そこで長老の指示によって水資源豊かなL1123惑星の水が適合するかどうかを自ら吸収して調べるというのだ。
第1話 http://yukikazepedaling.blogspot.jp/2015/11/blog-post_15.html
第2話 http://yukikazepedaling.blogspot.jp/2015/11/blog-post_23.html
第3話 http://yukikazepedaling.blogspot.jp/2015/12/blog-post_6.html
[第4話]
さっき、ホームのスタンドバーで、僕はワラの歌を聞いて昇天しそうになったっけ。光速船の窓の外から聞こえたワラの声が全身を駈け抜けて、僕はアドレナリンで満たされたっけ。メロディだ。
ポケットをゴソゴソし、僕はポータブルプレイヤーを取り出した。お気に入りの音楽が入っている奴。ワラには耳がないけど、何とかなるだろとスイッチ・オン。
ん? ワラ無反応。寝てるだけー。そう言やさっきも聞こえなかったわ。僕の声は聞こえたのに…。
そうか! 僕が歌おう!
差し当たって何歌う?何でもいい、下手でもいい。適当に作っちゃえ。僕は歌い出した。この星のこと、僕の生まれてからこれまでのこと、この星の水がきれいなこと… 勿論、メロディも歌詞もアドリブもいいところだ。長い歌になった。
♪ こーのほーしぃーにぃー うーーまあれたあ ぼーくぅたーちぃわあー ♪
♪ ほおーしぃーがー なあがあれーてぇー ねーがいーーがあ ひーぃとつぅ~ ♪
生い立ちもどんどん新しくなって、ついに先程のL1198惑星宇宙ステーションでワラと出逢ったところに差しかかった。さっき想った僕の気持ち。
♪ にぃーじーのかーみーしたあ きぃみーがーいーてー ♪
♪ ざあーわめえくぅ こーころーにぃーきぃみーがーいーてー ♪
# なーーんにーもーしーらなあい わーたしーにーもー #
あれ?声がハモってる? え?ワラ? いつの間にかワラが一緒に歌っている。七色の粉も舞い散り、時には輪唱で、時には掛け合いで、まるでミュージカルのクライマックスのようだ。ワラ、良くなったのかい?僕は水車の場面になる前に歌を止めた。逆効果になると困るからね。ワラはすーっと立ち上がった。
∽ 水分以外にも元気になれるものがあるみたい。
ワラは恥じ入るように微笑んだ。七色の粉がキラリと光る。可愛い。もう離さない。今のこの気持ち、告らずには居られない。
「ワラ、僕はね、」 言い始めた僕の声をワラの気持ちがスパッと断ち切った。
∽ 私、使命を果たす。
目の前からワラが消えた。
・・・・・・・☆彡・・・・・・・☆彡・・・・・・・☆彡・・<続く>・・・・・☆彡
ワラを見てると最近のしっかりした女子を連想します。果たして僕はワラを繋ぎとめられるのでしょうか。次回が最終回です。
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