2020年6月27日土曜日

携帯ツールが手放せない

1年半ぶりに竹内峠を越えて当麻から太子町へ。南河内サイクルラインを走って来ました。

走り始めて数キロ、何だかカチャカチャ音が下から聞こえます。サドル緩みかと思いましたがカッチリ止まってる。走りながら手の届く範囲でいろんな部分を押さえ、音源を探ります。危ないんですけど停止すると音しないしね。そしてついに、「ボトルケージ」が犯人と判明。サドル緩みに備え、トップチューブバックに入れていた携帯ツール(って名前でしたっけ)をさっと出して、あのジェットビートル風ボトルケージをネジ締め直し。こんな所が緩むの初めてですわ。
広陵町・竹取公園南側の竹林 月からお迎えが来そうな丘です
広陵町・香芝市を通過しR165BPで当麻町。當麻寺の門前からR166をほんのちょびっと走って竹内街道旧道に入ります。竹内峠を越えるにはR166でも勿論OKですが、やる気を殺ぐ坂っぷりと結構車も多いので、私は大抵旧道です。結局峠付近で一緒になるんですが、森の中を辿る街道って感じで雰囲気有りますよ。
右:今の国道166 左:昔の国道竹内街道
何しろ日本最古の官道(要は国道)で、遣隋使や隋の僧が往来して学問や文化を運んだ道であり、壬申の乱の於いては兵が駈けた道ですからね。しかし当時の様相は…と考えても見当つかない。何しろ大河ドラマにもできない古代の話なので。
道の脇には山水が流れており、水音聴きながらヨタヨタ坂を上ります。真横でウグイスがきれいな声で鳴いてくれます。野鳥って口笛で割り込むと意地になって返して来るんですよね。そんな本気にならんでも、あんたの方が十分上手やって…ブツブツ言い訳。
癒しの1/fゆらぎ が聴こえます
竹内峠付近はポケットパークみたいになっていますが、只今は草木が伸び放題で、腰を降ろそうものなら蚊の総攻撃に晒されます。峠からはR166に入って爽快に下り、道の駅で休憩。幸いソフトクリーム営業中でした。

峠には府県境の道標も
太子町を抜けて南河内CLに入りますが、ここまで来たのだから…と少し南下してサイクル橋まで行ってみました。自転車歩行者専用の立派な吊橋で、このCLのシンボルです。

きもちいいー です
一転してCLを元に戻ります。路面は荒れた所が多く振動が酷い。うー、これはサドルがヤバいなあと思いつつ、柏原市文化会館に到着。サドルを触ると案の定ガタガタ。やっぱりネジ緩みは解決してないわと携帯ツールで締直し。ついでにボトルケージ*2も増し締め。丁度走行50km地点でした。以降はいつも通りにR25を進みますが、最初のんびりインナーギア走ってたのをアウターに切替えた途端にガチャガチャ… またチェーン外れ。国道で路肩に余裕がないのと、一応登り坂なので、少し前の細っこい橋(大和川にかかる)に入ってチェーン戻し作業。対岸に何があるわけではないので誰も来ないだろうと思っていたのが、作業中に2台も車が橋を渡り少々びっくり。ミニバンなんて欄干と数センチも空いていないギリギリでした。

外れたチェーンは、以前貼りつけたシール式プロテクタをベリっと引き裂き、デフォでついているアルミのプロテクタも外れかけ。あーあ、また修理だ。取敢えずフロントはインナー固定で帰りました。更にサドルも途中で微妙に緩みボルト締直し。携帯ツールがこれ程出動するライドは初めてです。本日走行79.1km。


最後に雑談。三島屋のふりかけ3姉妹に更に妹が誕生!四女は従来とは違う名づけで「うめこ」。製造元によると「うめこ」は演歌歌手の大型新人だそうで、パッケージもそれっぽい…。因みに白無垢?パッケージの減塩ゆかりちゃんも同時にデビューしたそうです。
して、「うめこ」のお味は、…まだ食べてません。まあきっと、

うめぇっこ だぁ。    m(__)m  

PS.この頃調子悪いのよ。渾身の新作「モノクローム」もセレクション落ちたし(泣)

2020年6月20日土曜日

瀬田川の下りはどっち?

コロナ後4度目の走行は、大津の近江大橋まで往復。堂々と府県境越えられますもんね。

曇天で北風。道路沿いの山肌や崖からは山水があちこちで滝になったり吹き出したりで、昨日の雨は結構凄かったんだと実感。路面も水溜りが所々にありました。経済活動が戻って来たのか、R307はダンプや大型貨物が多く、自転車は結構邪魔ものでしたね。すみません。
バックが近江大橋
前回、ばらして締め直したサドルの取付は、宇治川ラインで緩み始め、喜撰山発電所の手前で締め直し。あー、やっぱあかんか…帰りにCBA寄って聞いてみようと思っとりましたが、以降は緩まず、しかし心配なので復路の途中で増し締めしたらずっと大丈夫でCBAには寄らず仕舞い。増し締めって大事なのか、たまたまなのかまだよく判らない。

サドルでもう一つ、偶然なのか距離の割にお尻痛がマシ。締め直しした時、心持ち前を上げたのですね。未だにサドルポジションが決まっていなかったと言う事実。哀しい。セラSMPのサドル使い始めてもう8年ですよ。腰かけって奥が深い…。因みに大辞林で「腰かけ」を調べると、
…取り敢えず一時的に勤める仕事や地位とあります。軽く見るでない! 

宇治川ラインを走っていると、手を挙げて挨拶してくれる対向車多かったです。わたしゃ危なっかしいのでハンドル握ったまま掌を立てる程度ですが。それにたくさん追い抜かれましたねぇ、シュワーっと。皆さん、コロナ期間、走りたかったんやろなあと思いました。
正午前に南郷に到着し、いつものベーカリーでイートイン。再開してくれてて助かりました。
宇治川ライン沿にある乗馬クラブ。全国レベルの選手が練習してるんですよ、ここ

そのまま瀬田川沿いを下り、あれ?下り…でいいのかな。水は琵琶湖から瀬田川に流出してるので上流に向かってる。しかし河口目指してるから、やっぱ下りか…?。
まあいいや。近江大橋を渡るとイオン草津は混み合っていました。少し戻って瀬田川東側の川沿いを走ります。この道もいつもながらの渋滞で、ウン十台もの車を抜いて、唐橋から川べりの散策道へ。曇天のせいか、いつもの印象派っぽい風景も印象が薄かった。
本日の琵琶湖北湖
もはや立派な苔アートですよね
宇治川ラインを戻り、宇治田原を越えるあたりから陽が射して来て結果、結構日焼けしました。本日走行106.2km。目標90kmをオーバーしたのはいいけど、相変わらずスマホアプリOpenRiderの記録は大袈裟で、走行107.75kmで、なんと2154kcalも消費した事になってる!これってほとんど成人男性が1日に必要なカロリー数でしょ? これが事実なら…

どんと来い、健康診断!

2020年6月7日日曜日

セラSMPの調整

昨日は朝から美容室で散髪してそのまま走りました。方向的に京都方面。11時出発と遅いので遠くには行けない。けどコロナリハビリ走行3rdとして80km走りたい。うむ、CRを真っ直ぐ40km走って戻って来ようと深く考えずに木津川CRへ。

特に何の問題もなく、前を行くロード御仁の背中の黄色い三角布は何やろとか考えながら走っていると、いきなりCR通行止め!曰く「傷んだ舗装をなおしています」 有難うございます。文句言える筋合いではございません。

で、迂回路の看板あるけどよく判らん。京奈和有料道路の田辺北ICあたりで元に戻れそうな気がします。行ってみるとすぐに府道22を右折。「自転車は左!」を常に口にしている手前、右側歩道を走らず道路を渡って左側を走ったのが、実は失敗の元でした。

府道はそのまま田辺北ICの高架下に入ってゆきます。車も多く、更に道路工事での渋滞もあって、もはやどこが迂回路やらさっぱり判りません。府道22はやがて流れ橋PA付近に到達するのが判っているので、じたばたせず、トラックにくっついて進みます(密です!)。
田辺北ICの入口で、ふと見ると路面がブルーに舗装され「自転車」と描いてある。なにこれ?隠された自転車道があったのか?とそのまま進んでゆきますと…

『料金箱 自転車10円』

え?有料道路なん? 写真の通り「不正通行取締中(カメラ動作中)」とでっかく書いてる。やむを得ない。10円出して箱に投入。「有難うございます」も「まいどおおきに」も「領収書が必要な方は…」もなく、そもそもバーゲートすらない。まあいいや、そのまま進むと道は木津川を越えてゆきます。え?越えるの?

明らかにCRとは異なる経路。まあいいや。隣は京奈和道なので木津川渡ると城陽JC、新名神との合流点です。木津川横断後は(新木津川橋と言うそうです)畑の中の道に合流。うーん、これは木津川東側管理道路に出るしかないと、あてずっぽうに走り、新名神の橋の下で管理道路に這い上がり、無事にツーリング継続。管理道路は御幸橋横のさくらであい館の真横に到達します。
京奈和道10円高速橋
さくらであい館はまだお休み中でした。ここのトイレ使えないのは痛いけど、8日から再開のようです。そのまま桂川沿いに出て予定通り羽束師橋を渡って宮前橋でCRに戻りました。復路も御幸橋から府道22を走って結局迂回路は判らず仕舞い。で、予定通りの走行81.3km

それよか頭痛いのは先週から急にサドルの固定ボルトが走行中に緩むようになったこと。古い3Tのシートポストで2本締めタイプの後方のみが緩むんですね。後方が緩み過ぎてガタガタになったら前方も緩んだりします。本日も4回締め直しました。調べても、「ネジは緩むもの」なる達観したご意見から「シートポスト交換すべし」まで千差万別でこれと言う原因が見つかりません。

取り敢えず本日朝から全部バラしてヤグラやボルトも拭き拭きし、再セット。
セラSMPサドルは不思議な形状なのでどうセッティングして、そもそもどこに座るん?って感じですが、基本はフタコブが水平にとのこと。なので写真の①にしてみました。実際に走ってみるとお尻が後ろに滑ってく感じ。アメリカンバイクに乗ってるみたい。なので少し前に傾け②に再セッティング。今度はお尻は自然な感じですっぽり嵌る。やっぱこの形やん。がトリセツによると前に下げるのは尿道が痛くなる人用だそうで、私はどっちか言うと坐骨が痛くなる派なんですね。レーパンに依りますが概ね60km辺りから痛くなってくる。なので本来は前を上げるのが正解だそう。逆やん…と思いながら一旦これで試すことにしました。ネジもお尻もどうなることやら。

さて、セラSMPってなんて意味?と思いながら調べようとしなかった皆さん。ネタ不足に講じて調べてみました。
まずセラ=selle(伊)は、ずばりサドルと言う意味です。語源は馬の鞍ですね。SMPは、IT系の皆さん、CPUの処理分散方式ではありませんよ。ずばり”Schiavon Martino Padova”のイニシャル。Schiavon Martinoは起業した人の名、スキアヴォン マルティノさん。そしてPadovaは起業した地名。イタリア北東部の県都で水の都・ヴェネチアの隣の都市です。 ストビューから切り取った本社の画像がこれ↓
セラSMP HQ(らしき)
広々とした工業団地の一角のようです。工場はここだけじゃないでしょうが、こんな所で我がサドルが作られ、トラックに載って出荷され…と思うと、よう来たねと感慨深くなります。

すっかり知り(尻)合いです。