何でも先週だったか、第一航空のツイン・オッターがやって来たそうで、2匹目のドジョウ、いや2匹のカワウソを期待して行きました。空振りでしたが。
第一航空は八尾空港に格納庫のある空運会社で、小型機をたくさん所有して遊覧飛行などをやっています。沖縄の那覇~粟国島にツイン・オッターという可愛いプロペラ旅客機で定期便を飛ばしていましたが、8月に粟国空港でオーバーラン事故を起こして以降、運休されています。波照間島への便が再開されるという記事も読んだのですが、今どうなってるかは不明。
ツイン・オッターはカナダのデ・ハビランド社が開発した双発高翼固定脚の小さな飛行機で、笹本稜平氏の小説「極点飛行」でも活躍しています。国内ではかつて北海道や沖縄で飛んでいましたが、すっかり引退していました。それが第一航空が最新のDHC-6-400型で離島便を運航し始めたのですね。色も可愛いピンクとブルーの2機で、小さな会社だけどやるなー と感心していました。なのでオーバーラン事故後はなくなっちゃうんじゃないかと心配でしたが、今月飛んで来たと聞いて、ほっとしてたのです。
ツイン・オッターとはオッターの愛称のあったDHC-3の双発版というネーミングです。その前のDHC-2は愛称がビーバーだったそうで、何れもカナダらしいなあと思います。メープルリーフ繋がりの濃い飛行機なんですね。だから私も大好きです。デ・ハビランド社は後にボンバルディア・エアロスペース社になりましたが(国内でもボンバルディアDHC-8はたくさん飛んでいる他、鉄道車両製造でも大手です)、DHC-6は同じカナダのバイキング・エア社に継承され、現在はバイキングDHC6と呼ばれています。因みに「オッター」の意味はお判りですよね、「カワウソ」です。
飛行機オタクが長くなりましたが、そもそも八尾空港に旅客機が飛んでくる事自体が珍しいので、また来るかなあと勇んで出発。R168の龍田川沿いを南下、R25経由で気温9℃の中を走行。北風がきついです。八尾空港には11時45分到着。いきなりヘリとセスナが飛び立ってゆきました。フェンス際には大きなカメラを持った人が居たので「もしや」と期待したのですが、見渡す限りいつもと同じ様相。
中日本航空のヘリAS332 |
それにしても寒いこと。北風 風速6m/s。軽飛行機もユラユラ揺れながら着陸して来ます。セスナが離陸し、着陸し、格納庫の奥から爆音が響いたかと思えば、大きなヘリがタキシング。風の中を回頭してそのままテイクオフ。そしてまたセスナが着陸・離陸・ゴーアラウンド。翼の長い軽飛行機が離陸するのを見送ったらもう限界。30分で数回の離着陸は本当にそこらの空港以上です。残念ながらツイン・オッターは拝めませんでしたが、第一航空の復活祈ってます。
第一航空のセスナ172 |
DHC6-400 ツインオッター(FS2004) |
祈・安全運転! 師走に坊さんを余計に走り回らせる事のないように。
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