向かったのは北葛城郡広陵町にある讃岐神社。竹取物語に由縁のある神社と聞きました。近くに竹取公園があって、トイレ休憩でお世話になっていますが、いつもは竹取公園から真美ケ丘ニュータウン方面に走るので讃岐神社は知らなかったのです。
この寒さ、讃岐神社より讃岐うどんの方がいいなーと思いながら竹取公園前を通過し、細い路地を右折するとすぐに発見。まず解説板を読むと、名前は本当に「うどん県の讃岐」に由来するみたい。「かぐや姫」を見つけた爺様やプロポーズする貴公子たちのプロフィールがここいらの史実?と一致するので竹取物語の舞台はここら辺と解説されています。尤もこれには諸説あって「かぐや姫ゆかりの地」は全国にたくさんあるのですね。サミットまで開かれたそうで。
讃岐神社の解説 |
かぐや姫のまち でした |
目的を果たしたので漫然と南下。大和高田を経て二上山方向へ走り道の駅で休憩。控え目である筈の西風が暴れまくりで寒いこと。これ以上足を伸ばす気になれずR165高田BPで穴虫交差点までせっせと坂を登り、R165で香芝へ戻り葛城CR経由で帰ってきました。本日走行66.8km。帰宅後、リアタイヤを見たら、なんと鍵裂き状に表皮がめくれています。なんかガタガタするなと思っていたのですが、空気が抜けてる気配はなかったのでそのまま走っていたのです。下のケプラー繊維が露出しているので交換やなあ。でもコンチのグランプリだからパンクに至らなかったと自己満足。早速amazonで注文した次第です。
風が強くて体感は更に-3℃ R165BPにて |
<スペース・ラヴ 第3話> ・・・・・☆彡・・・・・・・・☆彡・・・・・・・・☆彡・・・・
[前回までのあらすじ]
留学中の僕は帰省の途中で、自らを植物と名乗る虹色の髪の女の子に出会う。彼女が目指すのは僕の帰省先L1123惑星。僕の乗る光速船より先にL1123に到着した彼女は、目的地である水車の畔で水車の動きと同期して倒れてしまう。駆けつけた僕は水車を緊急停止し彼女を助け出したが、彼女の生命源である水を勧めたところ、彼女から意外な言葉が出た。彼女は水の星からやって来たワラという名前の調査員で「水を吸収する実験」のために来たと言う。ワラが語ったその事情とは?
第1話 http://yukikazepedaling.blogspot.jp/2015/11/blog-post_15.html
第2話 http://yukikazepedaling.blogspot.jp/2015/11/blog-post_23.html
[第3話]
水の星は火の星、つまり太陽を周回する小惑星。僕たちの知る限り、生命体の存在はない。太陽との距離の割に表面温度の低い事が確認されている。でも、それ以上の観測データはなく、観測予定もなかった。ワラはそこからやって来た植物なのだ。
水の星には”フィリー”と”リリー”と呼ばれる二つの大株があり、それぞれから生まれた生命体の最年長プラントである”長老”が交互に星を仕切っている。ワラは”フィリー株”であり、七色の粉はフィリー株特有のもの。リリー株ではゴールドとシルバーの粉が舞う。両株とも胞子から成長するので全員が兄弟である。彼ら彼女らは水分が枯渇すると死ぬのだが、両株は未だ衰えを見せていないので誰もその存続を疑わない。と言うより、寿命とか世代などの概念がない。あるのは”今”だけである。彼らは互いの交信手段として何らかのテレパシーを有していて、それは他の生物にも通ずる事がある。
近年、水の星は温度が少し上がってきた。長老は微妙な星の軌道の揺れによると考えているが、これを是正する技術は持ち合わせていない。水の星は中央の氷塊に岩石や砂が周囲を覆った星なので、このままでは氷塊が縮小し彼らの生命の根源である”水”が減ってゆき、そして星そのものが崩壊する可能性がある。長老は考えた末、今後の移住先を探すことにした。
一方で、L1123惑星は中央に大きな氷山が隠れていて、その溶けた水が伏流水となってあちこちで湧き出ている。これを利用した水車でエネルギーを得ているのだ。これを知った長老は、ワラに水車に赴き、その水を自らが採取(取り込む)することで生命が維持できるか調査するよう命じた。命懸けの調査だが、生命は廻(めぐ)る事を信じているワラは何も疑わずに従った。そうして、L1198惑星の宇宙ステーションで乗り継ぎが判らず、僕に出逢ったのだ。
ワラは彼女の名前と言うより識別符号のようだ。性別はない。きれいな葉っぱとそうでもない葉っぱがあるように、見え方だけの話なのだ。でも僕にはそんなの関係ない。
ここまで語ったワラは目を閉じて寝息を立て始めた。随分疲れているに違いない。水分はワラの意思がないと吸収できないらしく、生憎ここにはこの星の水しかない。エリートの資源開発専攻がなんてザマだ。どうしよう。祈るしかないのだろうか。何かないかな ・・・・ そうか! そう言えばさっき・・・。
・・・・☆彡・・・・・・・・☆彡・・・・・・・・<続く>・・・・
紅葉は、秋になると葉っぱを緑に見せる成分が分解され、代わりに紅成分を作り出すからと言われています。要は老化なのですが(なので落葉する)赤いのは害虫を寄せ付けない色とも言われています。落ちながら寄生虫を阻み幹を守る手段なのですね。よく出来てます。「赤」は自然界でも危険信号なんですね。
いや、サンタさんの事ちゃいまっせ。(来てね)
きれい です・・ |
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