2013年4月30日火曜日

TR-1九州大輸送

GW前半の3連休を利用し、TR-1すずらん号を福岡の次女の所へ大輸送作戦。
といっても自走する根性は無く、レガシィに積んで持って行ったのでした。

他にも洗濯竿やらフロアポンプ等運んだので、まさに貨物輸送でありました。と言ってもゴールデンウィーク。奈良から福岡まで10時間は見込まれます。往路は自転車を積んでいるので、路面状態が良いとされる山陽道を選択。
土曜日27日の朝出発。吹田で近畿道から中国道へ入るつもりでしたが、近畿道走行中に「宝塚-吹田 渋滞110分」の掲示を発見。宝塚まで2時間弱はきついなーと吹田から名神に乗り換え、西宮へ。予備経路・阪神高速神戸線から第2神明道路を走り、名谷JCTから神戸淡路連絡道経由で山陽道の三木JCTに出ようと言うものです。阪神高速神戸線は万年渋滞路線なので、そこは覚悟で乗り込むと、早速、西宮から渋滞。神戸・三宮(京橋)まで1時間かかりましたが、その後は順調。神戸淡路連絡道なんて、逆方向もあって殆ど車見かけず、そのまま山陽道へ。

山陽自動車道も渋滞は無く、順調に流れています。トラックが多いので車線を出たり入ったりしながら走りました。周囲を見ると流石GW。節操の無い?ナンバーのパレードです。岡山・広島・山口・姫路は地元ですから当たり前。福井・長岡の北陸勢から、横浜・品川のみならず、つくば なんて余り普段お目にかからない関東ナンバーから静岡・浜松・名古屋の東名組に高知・徳島の渡海組、更に遠路遥々 札幌ナンバーも走っていました。関門海峡を渡ったのが17時台、福岡高速乗り継ぎで博多に着いたのが19時前でした。やっぱ10時間余。

福岡は良い街です。都会ですが少しのんびりしていて、九州道に入った途端、自足30km/h程度スピードダウン。いつもあれ位なんでしょうか?福岡の都市高速も、イメージとして阪神高速の3分の2強で流れていました。休日だからですかね。しかし、道路のサインは判り易く、初めての都市高速でも迷わず目的のICに出られました。これは高速道に限った話ではなく、街中の歩道にも足元に行き先表示があって、救われた事しばしです。
自転車にも優しいです。博多駅の周辺では広い歩道に自転車レーンがきちんと取られていて、駐輪場もあちこちに。街で見かける自転車も、結構高価なブランドが街乗り用でさり気なく走っています。ちょっとびっくり。横断歩道の信号もきちんと守られるし(当たり前か・・・)、女の子はみんな可愛いし(居酒屋のお嬢さんもアイドル並ですよねえ)、転勤族の憧れになるのも解ります。

「すずらん号」は無事、次女のマンションの駐輪場に納まりまして、多少練習は必要と思いますが、きっと役立つでしょう。
28日に少し時間が空いたので、大宰府に出掛けました。思ったほどの渋滞や混雑は無く、丁度良い混み具合。駐車場にも九州各地のナンバーが並んでいました。初めは 長崎・佐世保・鹿児島・熊本 とかいちいち「わお」と思ったのですが、考えてみれば当たり前ですわな。私の奈良ナンバーの方がよっぽど「わお」でしょうに。近畿の車は少なかったですねえ。どこでも見かける なにわ やら和泉なんて皆無。宮城とか八戸なんてご苦労様は見かけましたけど。天満宮に参拝して思ったのですが、最近の若い子達(高校生とか)しっかりしてますねえ。みんなちゃんと「2礼2拍手1礼」をきちんとやるんです。私は社会人になるまでそのような作法を知りませんでした。えらいよ若い子たち。

帰路は中国自動車道を疾走。フルに走るの初めてなんですが、聞きしに勝る山岳高速でした。アップダウンとカーブばっかり。でも風景は良くて、多少路面が悪いのは許せます。だってGWの最中にも拘らず、前後に車の影が見えないことしょっちゅうですもん。ここにコストかけるの嫌でしょうNEXCOさんも。複数台の車を同時に視界に捉えるようになったのって、岡山県に入ってからでしたねえ。沿道にはまだ桜がきれいで、目の保養になりました。

そんなのんびりムードも兵庫県になると一変。私が走行車線を走っていたら、お馴染み「大阪」「神戸」等の近畿勢がダンゴ状態で抜いて行ったのですが、先の方で何故か皆、走行車線にすーっと入ります。追い越し車線はガラーン。普通なら近畿勢集団はどこまでも煽り煽られ追い越し車線を延々と走るのに、なんでやねん と思っていると私も前方の車群に追いつき、追い越し。横目で見るとベージュのクラウンが2台。「おー きっとどっちかが覆面やなー」と思い、私もシュッと走行車線に戻って、ジワジワと離れます。しばらく走ってそーっと後を伺うと、遠い所で赤いのがチカチカ。大正解ですね。近畿勢もたまには役に立ちます。

そしてお馴染み、宝塚TNから17kmの渋滞に突っ込み帰宅したのは20時でした。帰路もやっぱり10時間余です。走行距離は往復1401km。
2泊3日で福岡 と言うと旅行みたいですが、スーパーへの買出しやら資源ゴミの整理やらで、実質的には大宰府参拝だけでした。にも拘わらず、なんやねん このお土産の量。博多美人のトーク&試食にまんまとやられてますなあ。

ハカッタ?

歩道上の自転車レーン(博多駅前)
歩道上の行き先表示(博多駅前)




2013年4月21日日曜日

ヒミコはトトト

朝から不機嫌な曇空。天気が回復したら八尾空港までツーリングと思っていたのですが、急遽親戚宅へ行かねばならなくなって走れませんでした。

親戚宅は奈良県は桜井市の北端辺りにあって、ずっと小さい頃行ったっきり。農村地帯で道が非常に狭いとの事でR2で出掛けました。結果は大正解。レガシィでは決して入れない道や角度の曲がり角ばかり。やっぱ日本には軽が必要だ。午後には用が終わったため、カミさんと近くにある箸墓古墳の周囲をぐるりと一周。

箸墓古墳・・・そう、あの卑弥呼のお墓と言われる大きな前方後円墳です。自転車では脇のR169を何回も走っていますが、このこんもりしたのが箸墓古墳とは気づきませんでした。何しろ地図では「倭迹迹日百襲姫命大市墓」と書いてある。読む気にもならん。正しくは「ヤマトトトヒモモソヒメノミコトオオイチノハカ」と読みます。略して「トトトノバカ」なんて言うとバチが当たりまっせ。

見たところで何が判る訳ではありませんが、本当ならこの辺りは邪馬台国です。更にこの辺は、後の壬申の乱の戦場だったそうです。いろんな歴史がR169のアスファルトの下には隠されているのですな。「壬申の乱」が「後の」と形容される所もまた凄い。

その後、自転車ではとても立ち寄れない「三輪素麺やまもと」で昼食。大きな一枚屋根の美術館のような建物です。中にはショップと「三輪茶屋」というお食事処があります。食券買って、指定席で待っていると暖かい「にゅうめん」がやって来ました。美味しい!繊細!ホッとする味ですね。お腹にも優しそう。付け合せ?の押し寿司も美味しかった。でも多分お店の人、オリジナル七味を付けるの忘れてたね。惜しかった!けど美味しかった。
三輪茶屋の中も美術館みたいで、ふと見上げると洋画(陶板シルク印刷?)が掛かっていましたが、隅に「平山郁夫」の文字。気のせいかな? ショップには様々な麺類やらスイーツまで揃っていました。が、何故かスタッフは男性ばかり。うーん。ま、それでもいろいろ買っちゃいましたけどね。

次の週末は福岡に家財?運搬の旅の予定なので、結局4月のサイクリングはたった2回160km余で終わってしまう事に・・・。天候も悪かったとは言え、春の最短記録です。何だか口惜しい。

邪馬台国は北九州って説も有力なんですね。2週間で両候補を行ったり来たり。どっちが正解でも良いんですが、もしも箸墓古墳付近だったら、わたしゃ邪馬台国の上をジャカジャカ自転車で走ってることになります。古代の眠れる精霊の皆さんすみません。

え?邪魔だいコク? 古代のオヤジギャグ?
大人しく寝てなさい。
三輪素麺 山本 の力作たち
背後のもっこりが箸墓古墳



2013年4月20日土曜日

R2ようやくノーマルタイヤに交換

朝からは良い天気。しまったと少し思いましたが、本日は大事なお仕事、R2のタイヤ交換。

まだスタッドレスだったんですねー。3月以降休日の天気が悪く、通勤で使用しているレガシィを優先していたので、ここに至った次第。
私も初めてのR2タイヤ交換です。手順は簡単、まずホイールカバーをベキッと外し、ナットを4つずつ緩め、1輪ずつジャッキアップしてノーマルタイヤと交換。やっぱスチールホイールは重いわ・・・。それに樹脂製のホイールカバーは力ずくでやると割れそうで恐い。アルミに履き替えたい! しかしそこまでコストかけるかー と心にブレーキ。

ノーマルタイヤは長女が中古車で購入した時のディーラーさんからのプレゼントだったそうで、ブリヂストンのスニーカー。超ベーシックタイヤですが決して悪くは無い。もらったんだったら儲けものって感じ。サイズは155/65R14なんで、タイヤを洗うのも運ぶのも楽です。ノーマルタイヤのホイールは純正R2(Type-R)用で、これは事故廃車になった長女の先代R2の形見です。ウチではレガシィもスタッドレス用ホイールは前に乗っていたB4(BE)の純正品なんで、何故かホイールは受け継ぐと言う伝統?になっております。

R2をジャッキアップしてびっくり。ショック&サスがピカピカ。新車みたい。走行4万キロ近くで、しかもその殆どは北の大地だったのに・・・と不思議に思って気づいたのが先月の車検。ディーラーには「最小限」でお願いしていたのですが、整備長が「冬の北海道走行の影響があるのでスチーム洗浄だけさせて頂きました」と言っていたのです。スチーム洗浄ってこんなにピッカピカになるんや。(ほんま?)

タイヤ交換後、ついでに洗車。これもペロッと終了。軽って楽だよねー。洗車後にまじまじと観察すると、斜め後姿が何ともお洒落。きれいな形ですねえ。BE型B4にも斜め後姿に惚れていましたが、軽なのにやるじゃんR2。流石、南欧デザインですね。確かアルファロメオなんかと近いデザインと読んだ事があります。よく見るとドアミラーやドアノブの形も凝ってます。
南欧デザインと言えば、実は私、教習所で免許取った後、初めて運転したのが名車「いすず117クーペ」なんですね。当時の研究室の先生の愛車で、研究旅行に行く際運転させて頂きました。勿論、車種や特徴や名声なんて何にも知らず、パッセンジャーの「こわーー!」の合唱を浴びながら必死でハンドル握っておりました。今思えば、先生よくぞステアリング預けたなーって思います。さすが教育者。
で、R2にも117クーペと似た面影ありますね。何て言うんだろ、柔らかいデッサンの中にシャープなラインが芯を貫く感じ? 117のリアの官能的なラインとR2のリアコンビランプ・ウィンドウ辺りの何とも言えない傾斜が重なります。贔屓し過ぎかな。

洗車後、GSで給油して試運転してたら雨がポツポツ。なんでやねん。洗車後の雨ってジンクス? ま、サイクリングに出ていたら、丁度帰りに遭っていたタイミングなので良しとしよう。で、気づきました。ワイパーブレードがスノーブレードのまま! さして影響はないでしょうが、如何にもって感じの厳つさ、かつゴムが柔らかい筈なので、夏は冷暗所で保管が良いでしょうね。GWの仕事がまた増えました。

軽は楽とは言え、タイヤ交換後には必ず腰が痛くなります。
アールツーヨーツー。 ゴジューダイの逆襲?

フロント ショックとサス。 ピカピカ
こちらはリア。ブレーキはドラム。

2013年4月19日金曜日

平日 明日香

平日ですが振替休暇を取りました(昨年秋の代休です・・・)。

堂々平日サイクリングは強風の明日香へ。沿道には黄色い花が増えましたね。それに遅咲きの八重の桜が風で散り、ある時は菜の花に励まされ、ある時は桜吹雪に送られ、と一人で走るには勿体無いステージでありました。

往路は大和中央自転車道。折からの強い北風に押されて、30km/hオーバーのハイペース。(行きはヨイヨイ・・・のパターンですな) 快調に走っていたのですが、途中、自転車道は工事で通行止め。綺麗になるなら我慢して迂回です。トイレ休憩1回で明日香到着。
今日は石舞台の方へ回ろうと決めておりました。甘樫の丘を通過し、飛鳥寺の横を通って、万葉文化館を突っ切って山の中?の道を上がったり下がったりで石舞台へ出ます。人通りは殆どありません。流石は平日。ただの村です。

さて、どこだ?石舞台古墳。子供の頃、よじ登って遊んだ気がします。その頃は草っぱらの中に忽然とあるだけだったのが、今や立派な公園。近づくには自転車を置いて、ぐるっと回らねばならなかったので面倒になって遠望し(だって、いつでも来られるし・・・ とこうやって奈良県民は歴史遺物への興味を失くすのです)そのまま走り出しました。目指すはラスティックベーカリー。いつもお世話になる小さいパン屋さんです。

そうなんです、明日香は観光地と言うよりトイレがたくさんあって、ツーリング先に丁度良い目的地なんですねえ。よって、まずは昼ごはん。今日はラスティックベーカリーの名物「飛鳥米コルネ」食べました。サクッと暖かいコルネの中に冷んやりとしたクリームの組み合わせ。美味しいわ・・・これ。なんで今まで食べてなかったんだろ。一緒に飲んだ紙コップのコーヒーも美味。こうやってちゃんと休憩すると、後の疲れも違うのですね。

その後、高松塚古墳へ。こちらも人はチラホラのみ。明日香独占!と言っても過言でありません。相変わらず草生したUFOみたいな古墳を見てると、自生した草の葉っぱを小鳥が渡り歩いています。天空の城ラピュタのシーンを思い出しました。うーんやっぱりタダの墓ではないぜ、これ。

こうして、石舞台・高松塚の2大スポット?を巡ったあと帰路へ。本気の北風と真剣勝負です。こっちは腹に「飛鳥コルネ」があるぜいなんて強がっても速度は上がりません。帰りは金剛葛城自転車道を走ったので、一旦R24バイパス下を西進し、その後葛城川沿いを北上しアゲインストの真っ只中に。いやー手ぇ抜きましたねえ。フロントはずっとインナー。だってママチャリ以外走ってないし、一人で頑張るのも阿呆らしくなりまして。  てな感じで本日、走行79.8km。

平日の明日香は、石舞台付近に遠足?の小中学生が居た以外は本当にひっそり。でも人が居ないと却って、古代の舞台がリアルに重なります。丘が重なる緑豊かな盆地の中に、政争や恋愛ドラマや子供の成長や・・・と、今と変わらぬ毎日があったんですね。今では静かで小さな村ですが、かつてを思えば、胸にチクリとくるものがあります。

♪ 采女の 袖ふきかへす 明日香風 みやこを遠み いたづらに吹く ♪ 万葉集 第1巻51


長細いのが飛鳥米コルネ 美味!
高松塚UFO古墳 背後からロボット兵が覗いてそう



2013年4月14日日曜日

前カゴつけた

本日は午前中から仕事が入り、休日になったのは13時から。先週頼んでいたルイガノ・バスケットをTR-1に取り付け。

結構重い。ALLOYとあったので指1本で上がるくらいかと思ったらずっしり。腱鞘炎の中指では痛くて上がりません。取付方法はキャリアにステーで留めるだけです。あっさり付いてしまいました。
それから、娘が乗るならと併せて注文していたサドルバックも付けてみました。スモールサイズでホワイトグリーン。ところが、これがサドルとリアキャリアの間に挟まって身動きできず、とても使い物になりません。サドルを上げればOKなのですが、何しろママチャリとして使うのでわざわざシートポストまで代えてサドル位置を下げている訳です。簡単にゃ上げられまへん。

いい加減面倒になってきたので、取り敢えず前カゴの中に付けてみました。何のこっちゃ状態ですが、後は運用で考えてもらおうと。中に入れるのは携帯工具とワイヤーKEY位なので何とでもなるでしょ。以上でTR-1ママチャリ化は一旦完成。

早速試運転。いやー重くなったねー。久し振りの姪っ子みたい。それに走るとガチャガチャうるさい。どこのネジが緩いのか、金属が触れ合う音で賑やか。通行人も避けてくれます。走り出すとスピードに乗って軽快になりますが、持ち上げた時の重さったらスポーツバイクとは思えません。

欲を言えば、サス付きフォークを普通のフォークに変えて軽量化し、正規フルフェンダーを前後輪に付ければTR-3風のTR-1になりそうです。勿論今はやりません(今は・・・)。元々プロポーションのいいTR-1なんで、それなりにサマになってますから。

でも触るのって楽しいよね。次女に使わせるの、勿体無く感じてきました。時々TR-1をお化けマシン?に改造している人を見かけますが、方向性は異なるものの人のこと、言えない。
メンテの事を考えても、やはり次女には新たに福岡で買った方がいいのではないかと、自分の趣味のためにもっともらしい屁理屈こねてるオヤジなのでした。

すずらん号よ どこへ行く?



前カゴの中にサドルバックの不思議
なかなかのママチャリっぷりのTR-1


2013年4月13日土曜日

内蔵助ゆかりの大石町へ

今朝は揺れましたねえ。奈良では震度3と4の間位ですが、初め小さな揺れがしばらく続き、地震かなあと言っていたらガタガタっときました。ケガをされた方にはお見舞い申し上げます。幸い家にも会社にも影響がなさそうだったので2週間ぶりに「ゆきかぜ」乗車。今日は宇治川ラインを走り、大津市の南端・大石町を回って宇治田原に戻るコースを走りました。

大石町は忠臣蔵の中心人物・大石内蔵助(大石良雄)のご先祖が治めていた地域で、それ故に大石町、逆だ、大石氏になった地域です。瀬田川沿いの山間に広がる長閑な所で、昔からの集落と新しい住宅地がmixされています。なんでそこに行きたかったと言うと、別に行きたかった訳ではなく、瀬田まで行くのは遠いかな、と適当な折り返し点を探したら、そうなっただけでした。
しかし、初めて行くコースで大切なのはトイレ。地図を見てると大石町に「大津市サイクリングターミナル」とやらがあるではありませんか。凄いぞ大津市。

宇治川ラインへは木津自転車道から山城大橋を渡ってデンジャラスラインR307を走ります。今日は土曜日なのでトレーラーだの大型ダンプだのがたくさんで、私の10cm脇を貨物室がすり抜けてゆきました。おお怖。宵待橋を渡ると大津市南郷まで続く南郷宇治線(宇治川ライン)です。(でもどこまでが瀬田川でどこからが宇治川なんだろーね)秋は紅葉ですが、今はまだ山桜がきれいで「駈け抜ける喜び」を感じる良い道です。川沿いの絶景の中をしばらく走ると大きなアーチの橋を渡り、対岸に移動。そのうちに「鹿跳橋」が見えてくるのでこれを渡って大石町です。今日の宇治川ラインは地震とは関係ないと思うのですが交互交通臨時信号が多く(10箇所以上ありました・・・)、都度先行の自動車に追いついたりしていました。

大石町のダウンタウンに入って、まず佐久奈度神社へ。なんでそんな妙な名前なのか判りませんが、由緒正しいみたいで、大石内蔵助のおじいさんが絵馬を納めたとか。取り敢えず家内安全をお願いしてきました。その後、サイクリングターミナルへ。周囲はスポーツ公園になっており、テニスコートやグラウンドが並んでいます。ぐるっと迂回し、サイクリングターミナルの左折看板を見つけ曲がったら、目の前は急坂。マジ?自転車乗った事ない人が計画したでしょ。

坂をヒーコラ登って到達したのは、グランドゴルフのグリーンを前にした如何にも公営施設って感じの建物。宿泊も出来そう。でも無い。駐車場はあるのにロード用駐輪場が無い。(普通の自転車置場もない) これこれ。やっぱ自転車乗った事ないでしょ、作った人。せっかく来たしトイレ行きたかったので、「ゆきかぜ」をグリーン脇に立てかけて入ってみるとやっぱり「公営施設」。周囲に自転車乗りは見当たらずシルバー団体ばっかり。「今日のランチ何やろ」とか常連っぽい。グランドゴルフ仲間なんでしょうか。

長居は諦め、そのまま府道783号線へ。この道が峠を越えてR307の宇治田原町内に続くのです。初めは長閑な田園風景。次第に林が増えて目前に山々が迫り、徐々に坂道の角度も上がってゆきます。ヘーコラ登っている私を尻目に大型車が抜いてゆきます。交通量多いんだねえ。めっちゃ狭い区間もあるのにどうやって大型トレーラが走れるんだろう。行けども行けども上りが続きましたが、猿丸神社で突如下りに。猿丸神社は百人一首にも出てくる猿丸太夫の神社だそうですが、息絶え絶えだったのでスルーしてしまいました。でも良く判った。彼の歌は「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の ・・・」ですが、昔は見事な奥山だったろーと実感。

宇治田原では「やすらぎの道」をポタリング、途中からR307を戻り、南山城の町を抜けて帰って参りました。自宅まで3km位の所で、ダンプカーの横をすり抜けようとして、右足で地面を蹴ったら、ふくらはぎが攣ってしまい往生しました。山道走行のダメージは正直です。本日走行84km。

サイクリングターミナル、整備や部品販売とかやってくれたら本当の基地になるのにね。ロードバイクを壁にかけるとかしてあったら臨場感出るのになあ。

惜しい。いや おおーいしいー!

佐久奈度神社。 解説できません・・・
自宅から1時間でこんな道を走れる幸せ



2013年4月7日日曜日

あはれ散りゆく

1日中、暴風と驟雨。気象協会の天気予報では奈良市は風速5m/sなんて書いてますが、生駒越えの西風がまともな我家では、昨日の強烈な東風と本日の西風は、どう見ても8m/s以上でした。気象庁の観測はアメダス観測所なので下目に出ますね。

昨年10月~11月にかけてサナギになったキアゲハきいちゃんの子供たち。サナギが9つ出来たのですが、家の保守業者さんに1匹(1個?)撃墜され、現存するのは8つ。先週、トップバッターが羽化しました。私は仕事中だったので見られませんでしたが、カミさんと長女が目撃と観察。

長子?はゴミ箱の裏側、ペダルと蓋を繋いでいる金属棒にサナギを作った子。(妙なところに作るものですが、確かに風雨や鳥からは守られてます)。羽化後そのまま翅を拡げられなかったらしく、まだ乾いていない翅を引きずって歩いているところを発見されました。
カミさんがヘルプし、ベランダのハイビスカスの枝で翅を伸ばし、やがて飛び去ったそうです。長子ですが小さくて、モンシロチョウ大の大きさ、それに翅の一部が重なって伸びきらなかったそうです。

雨と風に今春の桜花も散り、いつの間に出たか若葉が目立つようになった本日、その長子がベランダの隅で見つかりました。翅は雨で縮こまりクシャクシャな状態。蜜を求めるも、まだ花々は殆ど見かけない中で体力を使い果たしたのでしょう。飛び立ってから2日、自分が育ったパセリのプランターがあるベランダによく舞い戻ってくれたものです。もう1週間サナギのままで居たらまた違った事になったと思いますが、今更詮無きことです。可哀想でした。

花見も何もないまま散って行った今年のさくら、伸びきらない翅で風雨の中を飛翔し力尽きた、きいちゃんの長子。春の思いも切ないものです。

嵐去り 野に敷かれたるさくら色 あはれ黄檗の蝶も落ちたり


ゆっくり羽ばたいて翅を乾かす長子
翅を必死で伸ばします

 

 

2013年4月6日土曜日

TR-1 ザコタン化

TR-1ママチャリ化計画3弾目。今度はデフォルトのサドルとシートポストを交換。

3月のある日、リアキャリアまでつけた状態で、TR-1すずらん号に長女を乗せてみました。ママチャリ化したTR-1に誰が乗るのか未定ですが、取り敢えず470mmの大きめフレームに乗れるかやってみようと思いました。(次女はスイスイ乗ってますが) 
変速レバーの扱いを教えた後、ご近所1周。 結果・・・「地面に足が届かなーい」「ペダルに足が届かなーい」更に、走ってると「チェーンはずれたあ・・・!」。おいおい、キミは何歳だ?長女が小さい頃、初めて補助輪外しの練習をした時の事、思い出しました。が、そんな感傷に浸ってる間はありません。何しろ26歳、立派なオトナやんけ。下位グレードとはいえ、シマノのディレーラALTUSだぜい。どうやってチェーン外したん?

理由は「ドンくさかった」で片付けましたが、足が届かないのはママチャリとしては痛い。やむを得ずサドル位置を下げる事にしました。ところがTR-1はサス付きシートポストなので目一杯下げても、長女の足は届かない。(ま、足、短いんですな。親に似てか似ずか)
そこで英断。シートポスト代えよう。サスつきの有難さは身に沁みた事ないので案外気楽です。デフォルトは長さ300mm,口径27.2mmなので長さ300mm以下で探した結果、見つけたのは日東S65。長さ250mmのシンプルなシートポスト。本来はこれにデフォルトのサドルを移植する予定だったのですが、今度はデフォルトのシートポストからサドルが外れない!ボルトが硬すぎ、工具が折れそう。潤滑油吹いたりいろいろしてみたのですが頑としてボルトが回らず、一旦諦め、今度はサドル探し。

ママチャリに適し、かつ少々の距離はお尻が痛くならないサドルとして見つけたのがTIOGA(Acentia)のURBANI AURA。坐骨が当たる場所にジェルが入っています。まあ座り較べして選んだわけでないので、一発勝負です。これを日東のシートポストにつけてみれば座高ダウンは一目瞭然。ザコタン車となりました。

試運転してみると高さは良いとして、サドルの形の違いが歴然。デフォルトのルイガノサドルは長細く、URBANI AURAはずんぐりむっくり。何だか股間が淋しい感じです。で、長女の足は届いたか? いやまだ乗せてません。だってその後の休日時間がとれず、今日は爆弾低気圧だし。
そんな中でいよいよ最終章、フロントバスケット取付を決定。現在ネットでルイガノバスケットと小さめサドルバックを取り寄せ中です。エンドバーが尖がってるものの、これで立派なママチャリになりそう。完成すれば福岡か名古屋かに輸送します。

自走? しません。( ̄^ ̄)

そんな長距離、TR-1がもたない・・・のではなく、私がもたん。
帰りは ERになったりして。

左:デフォ 右:交換後 5cm違います
TIOGA URBAN AURA.  すっきりしてます