2016年3月15日火曜日

春の坂道

日曜日、バースト後のリア新タイヤと新しいバックパックで前回行けなかった笠置・月ヶ瀬方面へ。

試走したとは言え、不安がない訳ではなかったのでショップが近い地域へ、とも思いましたが、昨年、月ヶ瀬でアオムシの総攻撃に合ってヘロヘロになった事から、啓蟄から2週間ほどの今頃、奴らが寝惚けている間に行った方が良いと判断。曇空で肌寒い風の中を出走。
須川ダム 落ち着き払っており申す
コースは加茂から一山登って岩船寺経由で須川ダム、そして笠置に出てR163。途中、恋路橋(沈下橋)を渡って対岸の集落の中の細い道を走ります。小さな畑に梅の花が咲き、いい香りが漂っていました。ここら辺には結構立派な旧家があります。何故にここに住まうことになったのか?余計なお世話ながら、山の北裾で木津川との間の狭い地域。道路も街道って程じゃない。地名だって 半在・湯矢畷 なんて珍名があります。何やら謂れがありそうなんだけど。
怪獣ワラゴン出現! 
なんて思ってるとすぐに大正時代のレンガ造り発電所が見える三叉路に着いて、そのまま高山ダム方面へ。白い奇岩がゴロゴロする景観を横目に水の音を聴きながら、これが初夏なら爽やかなんだけど、今日は寒いわと高山ダム到着。アーチには寄らずにそのまま直進、月ヶ瀬湖の周囲のぐにゃぐにゃ道路を走ります。驚いた事に立派なお屋敷がポツンとあるんですね。これまた何故にここに住まおうと思ったのか?ダムが近いとはいえ、水道来てるかな?と余計な心配したりして。
高山橋。ダムにはこんな色の橋多いですねえ
道は途中で月ヶ瀬方面と別れ柳生方面へ。山坂道です。集落が現れ、また次の坂越え。風も冷たく途中で左足が攣りかけました。筋肉がモコっと来たので、やばいヤバイやばい…と力を抜きローギアに落とし、アリさんペースでゆっくり登ります。木立の中の切通しを登り切って降りたら柳生でした。昔は菅笠に着流しの剣豪がこんな道を急いだのでしょうか。更に切通しを2つばかり越えると大柳生町。ここからは幾度か走った道ですが、まだ400mの峠越えがあります。その後も300m程度の峠があるので、降りたり登ったり。かつて柳生宗矩を描いた大河ドラマ”春の坂道”がありましたが、ホントに坂ばっかり。剣客も健脚じゃなきゃ務まりませぬ。
忍者になれる!!忍術学院。忍たま乱太郎はOB?
いい加減嫌になってきた頃、東大寺エリアの北側に到着。やれやれ、あとはひたすら西に向かって帰宅。本日走行79.9km。距離以上に草臥れました。東に向かう頃は東風で、あー低気圧来てるなあと思っていたのに、後半の西に向かう頃には西風。なんやそれ。高気圧が東に去ったのに西風ってどゆこと?

さて、今回からバックパックを大きくしました。これまではDeuterの6Lでしたが、軽くて良いのだけれどモノが入らない。夏場は良いとしてもウィンドブレーカや予備チューブ2本目、コンビニで買ったお昼なんかを入れようとしてもパンパン。昨夏落車した際に背中を守ってくれた代わりに穴が開いて、パッチ当てて使用していましたが、元々生地が薄いので擦過傷だった所も次第に穴になってきた てな事情でシマノの8Lにサイズアップ。腰のベルトにポケットが付いているので、小さいワイヤーキーや目薬をすぐに出せて便利。内部にも仕切りがある他、外にもポケットがあるので中を引っ掻き回さなくて済んで便利。ついでにヘルメットホルダーやサングラス掛けまでついて便利?これで重量は100gUPだけ、購入価格も大差なし。凄いなシマノ。昨年、しまなみ海道でお土産が入らずちょっと悔しかったけど今度は買えちゃうなあ。但し大きくなった分、背中への密着度はUP、いろいろ入る分重量もUP。まあ予備チューブ2本目なんて、これまで1度しか必要にならなかったのだけど、どこで美人サイクリストが困っているか判らないので携行してるのです。

下心は重くないっちゃ。

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