今日は一旦木津川沿いを加茂に出て、ここからから府道47号という裏ルート?を通ってまず当尾の里・岩船寺へ。住宅地を外れて、すぐ山坂道に。途中”辻”という集落(文字通りのクランクがありました)を通ってまた山坂。前方に赤ジャージの御仁がゆったり走るのが見えます。坂に弱い私が追いつきそうになり速度調節。それでもバス停近くなって接近してしまいご挨拶。「きっついすねー」 でも私はこのペースに大いに助けられたのです。一度も止まらず来れたのは彼のおかげです、マジで。
岩船寺をスルーし府県道47号を北村町へと進みます。最後は軽トラ位しか走れない山間の狭小道。県道33号に突き当たりそのまま峠を越えると久し振りの須川ダム。進路を北にとって笠置町まで爽快なカントリーロードです。笠置町ダウンタウンに入りいつもの児童公園で休憩。やけに人が多いです。R163に出るべく赤と緑の笠置橋を渡って判りました。河川敷はキャンプやBBQで大賑わい。カヤックも何艇かありました。川下りするのでしょうねえ。
R163を東進、大河原の手前で沈下橋(恋路橋)を渡ります。以前「ゆきかぜ」で渡りましたが「たんちょう」は初めて。写真を撮ってる間に車が3台も走って来てびっくり。生活道路なんですね。対岸の細い道を更に東進すると3差路となり、今回は右折。道は川を見下ろす絶景コース。川には白っぽい大岩がゴロゴロ散らばり「何があったん?」と問いたくなる光景。水の色はミルキーグリーン、石灰分が溶けだしているのでしょうか。ドドドッという音に振り返れば、山側には大きな滝。ここってもしや観光名所?と思っていると「夢絃峡・弓ヶ淵」なる看板発見。平安時代の悲恋の物語が隠れているようです。恋路橋にも南北朝の悲恋があったし、少し切ない川筋でした。
高山ダムに到着、アーチを渡ります。対岸の坂道の上に駐車場やトイレがありました。本来ここから引き返す筈が、反対方向からバイクが走ってきます。ほー、それなりの道がありそう…と右折したのが敗因でした。道は新緑をかい潜る道、これまでも木からブラブラしてくる「春の使者」を避けながら走っていたのに数が急増、避けきれない。そしてとうとう悲劇が。ブラブラシャクトリムシに真っ向激突。ぎゃー、しっかり胸にへばりついてる。パニクりながら吹き飛ばすも、更に右上腕にも一匹、げーっ、これも必死で吹き飛ばしクイックスタート、前方注視!しかしふと見ると足にも1匹へばりついています。あかん、冷静や、まず前を見ろ、被さる木々と対向のバイクを避けながら坂を下ると三叉路。ここで停車し足のシャクトリを引っぺがします。はぁはぁ…もうおらんやろな。ジャージを脱いでチェック&バタバタし、方角的にここは左折しかないと走り出すと下り坂道。残党を吹き飛ばすために40kmオーバーでカーブを抜けてようやく月ヶ瀬口駅に到着。やれやれ、怖ろしい山じゃった…。
そこからR163に入り向風に喘ぎながらトンネル2つ抜け、再び加茂へカモバック。(おい… m(__)m) 今度はオーソドックスに奈良市へ入り、平城宮跡を抜けて帰ってきました。本日走行85.3km。
シャクトリムシを吹き飛ばすとか引っぺがすとか言ってますが、実はそう簡単ではありません。息を吹いたり葉っぱで剥がしたりしても、前を剥がすと後がくっつく、後を剥がすと前がくっつく。両方剥がれても糸でぶら下がる…。こやつ忍者か? そう、実は月ヶ瀬と言う地は、東が伊賀、西が柳生、北には甲賀が控えている土地柄なのです。「春の使者」なんて呑気な輩ではありません。
手強い! 忍者シャクトリくん。
須川ダム 農業用貯水池 |
ブルーの田植機?がちょっぴりアメリカン |
恋路橋 |
高山ダム下流の木津川 散らばる白い奇岩たち |
高山ダムアーチから見下ろす |
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