2019年3月23日土曜日

春菜三種盛り

淀競馬場近くで「河津桜」が満開とカミさんからTV情報ゲットし、見に行きました。今日は寒さが戻るとの事で冬ジャージに換装、フェイスマスク迄つけて出走。結果的にはこれで良かった。

爽やか・春・青空・風・震える花びら
先週、リアタイヤを替えたばかりなので乗り心地もソフトになって気持ちいい。風はそれ程ではないと予報にあったのですが、時間とともに次第に北西風が強くなり、往路での流れ橋以北ではなかなかしんどい。桂川沿いで何を考えてたのか宮前橋のアンダーパスを走って羽束師橋まで行ってしまい、桂川の反対側の河川管理道路を戻ってきました。が、この河川管理道路の周囲は菜の花一面。春のイエローロードって感じで気持ち良かった。一種めの春菜です。
菜の花ロード!
宮前橋から京阪・淀駅前に出ると警備員多数。何かやってたっけ?覗いてみたい気もしましたが、警備厳重な中自転車押して「何やってんですか?」ってのも気が引けたので高架を潜って何となく南西方向へ走ってると桜がきれいな橋を発見。「河津桜」の幟がはためいています。用水路?沿いに桜が並んでいて、既に葉っぱも目立っていました。
幟は合成です
意外に人がたくさん。観光地でも何でもないのにどこで聞いて来たのでしょう。遊歩道を自転車押し歩きます。木によってはまだ花満開状態のもあって、そんな場所では彼氏が彼女のポートレイト撮影中。撮りたくなるでしょうねえ、柔らかいピンクの花に囲まれた若いレディが微笑む。いいなあ。30年経ってごらんよ。皺は写すなとか最早、真を写す「写真」とは異次元の要求が来るんですからねえ。ま、いいや。

たくさんの花見客ですが、聞いてる限り半分はfrom TAIWAN or China? 自撮り棒持って歩きながらナレーション喋ってる女性もいました。多分明日にでも動画サイトにUPされてるでしょう。更に更に、ウェディングドレスとタキシードのカップルがポーズをつけて、コーディネータらしき女性が盛んに「◎$△∞÷&#・・・」と指示しています。
寒いっしょ? 肩出てるよ。台湾の人って20℃でも寒くてダウン着て桐灰貼るってTVでやってたけど大丈夫なんかい? そもそもここ普通の町でっせ。観光台湾にも景勝地たくさんあるのに、と疑問が何十も一気に出てきたけど勿論言いません。門出の思い出ですからね。 
可憐だ・・・
河津桜はソメイヨシノより濃いピンク。可愛い花です。早く咲くだけでなく長い間咲いてることでも有名です。二種めの春菜です。
河津は発見された伊豆半島の町の名前。伊豆大島と対面する場所ですね。淀の河津桜は十数年前に植樹されたものが大きくなったようです。ふうん。因みにこの用水路は淀競馬場(JRA京都競馬場)の真ん中にある池の放水用だそうで、競馬には詳しくないけどコースの真ん中が池になってる競馬場ってそうそうなさげです。
池はかつてここいら一体を覆っていた巨椋池(水域面積8平方kmで湖クラス)の一部だそう。巨椋池は宇治川・木津川・桂川が流れ込み淀川が出て行くバッファのような湖沼で、それ故、伏見の地はウォーターフロントだったわけですね。現在も駅名に残っている中書島や向島は、その地が巨椋池に浮かぶ島だったことを示すそうです。豊臣秀吉の時代から度々治水工事が行われ、昭和初期についに干拓され土地になってしまいました。なので競馬場の池には湖沼に生息する貝類なんかがいるそうです。

午後からは一層風が強まり、復路は追風基調。30km/h~ で走ってるとCRの法面に自転車置いて屈んでるサイクリストがチラホラ。何だろと思って通過するも度々見るので停車して法面見て判りました。本日三種めの春菜『つくし』でした。昔はあちこちにあった気がしますが、背が高くなって目がいかなくなったのか、改めて土筆んぼを眺めるって久し振りでした。本日走行82.2km。

タイトルに春菜三種と書きましたが、本来春菜は若菜と同義語で「春に摘んで食用になる野草」だそうで、古代からの歴史を感じますね。菜の花や土筆は確かに「おひたし」や「ごま和え」など繊細でそれっぽい。ほんじゃ桜は?→やっぱ桜餅! って、美味しいけど、ぼてっとして、つぶつぶでって、

ハリセンボンじゃねーよ。  (サカナの話ですけど・・・ね)

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