2018年10月7日日曜日

疾走 ホノルル100マイル 後編

ホノルルセンチュリーライド 復路中心の後編。11時過ぎスワンジービーチ スタートです。まだ折り返し点に向けて走って来る人はいますが、次第に数は減少。私はそもそものSTARTが全体のどの辺だったのか全く解っていません。言われたのは先頭は速い人ばかりで邪魔になるから観光チャリダーはなるべく後ろへ でした。STARTグループは本気モードのA,ホリデイチャリダーのB,今回走ってみましたのCに分かれるんですが、何しろ人多いし暗いしでどこからがどうだかさっぱり判らん。余り後ろでスタートすると途中門限が厳しくなりますね。難しい所です。

マカプウ岬からの絶景(見えるのはラビット島) 本当に海がきれい
海岸近くを20キロ弱走るとNo5エイドステーション。ここでも子供たちがアテンド。スターフルーツが山盛りで結構美味しい。その後すぐに83号線カヘキリ・ハイウェイの長スパンのUPDOWNに入ります。どこまでも上がってゆくので結構しんどい。途中で一旦830号線カメハメハ・ハイウェイにサイドステップの上でケンタッキーのある交差点を630号線カネオヘベイ・ドライブへ左折。また長スパンのUPDOWNです。高架クロスするフリーウェイ(高速道路)が見える最後の長い上り坂で遂に両足が攣り始め緊急停止。何しろペダルに足掛けて力入れると攣ってくるので痛いし動けない。どうにもこうにもできず、やむ無くこの坂は押し歩きました。無念。下り坂で足の機嫌取りながらユルユル回して、その後のフラットではインナーギアで何とか漕げるようになりました。

ジャングルのスコール 急に来ます
630号線が住宅地に入った所で右折し、カイルアの住宅街へ。前を走る白人兄ちゃんがBikeレーンから左に外れ、盛んにBikeレーンに向けて注意サインを出します。何だろと思えば前から金髪お下げの小さいレディが幼児用自転車でやって来ました。可愛い!左側走ってるけどまあいいや。だっておうちがこっち側なんだもん ってそうだよね、仕方ないよね。近所のお嬢様なんでしょうか。レーンを譲って手を振ると照れたように振り返してくれました。本当に可愛い♡ やっぱ金髪に弱いな俺。

広々した住宅街をインナー&3・4枚目でゆっくり走りNo2エイドステーションの学校に到着。バナナ・オレンジ・かき氷を頂き、ミネラルタブレットを口に入れ、両足にフェイタス貼って長めに休憩。この先にはジャングルロード、更にマカプウ岬への坂が待っています。
出発したもののちょっとした坂でも足が攣り始めます。その都度足を伸ばしながら片手でマッサージし、インナーローで走ってると似たような人がいました。白髪似合うお父さんとブロンズのお兄さん。足攣るのは人種関係なしですね。お父さん大丈夫ですかと聞きたかったけど英語で足攣るって判らず断念しました。(leg cramps とか言うみたい)
ケオル・ドライブからハイウェイ72へ左折。緩いUPDOWNはありましたが騙し騙しでクリア。

ジャングルロード ワイクバナハ・ストリート
ジャングルロードでは補給成分が効いてきたのか足は収まって来ました。ここまで来ると参加者も疎らになり、時折一人ぼっちになりますが、右左折点には黄色い看板が置いてあり、道は意外と判り易かった。
ジャングル抜けてハイウェイ72に戻り海岸沿いを走ります。マカプウへの坂にかかると前方の人達はみんな押し歩きしています。一瞬乗っちゃいけないのかと思いましたよ。

ワイマナロビーチ 道くらい渡って撮れよ・・・って話ですよね
亀さんペースで漕いで登ったマカプウ岬からの見た海の色は本当に美しかった。名所らしいラビット島が一望できます。展望コーナーで一旦休憩。この先には難所はなく、帰れる目処が立って一安心でした。

サーフィン似合う波荒い海沿いをダウンヒル、右折しハートブレイクヒルに逆登リ。反対側の斜度は緩く、一気に下ってハワイカイの住宅街へ。高級コンドミニアムを仰ぎながら最後のNo6エイドステーションに到着。ガソリンスタンド横の公園です。ここでアテンドしてくれた子供たち(中学生?)は日本語流暢。日本人なのか日系人なのかは不明ですけど出してくれたアイスコーヒーがスポドリに飽きた喉に滅茶苦茶美味しかった。エイドステーションを出る時、丁度一人の白人ロードが「ふぇ~」と疲れた様子で到着。お疲れ様と言いたかったのですがこの英語も判らず、アイコンタクトでにっこりだけしておきました。もどかしいなあ。でも日本での「お疲れ様」に相当する英語はないようですね。
ハワイカイの住宅・高級コンドミアム,戸建には桟橋付
そのまま走るとハイウェイ72に突き当り右折。25km/h前後で機嫌良く走ります。が、調子に乗り過ぎたのか、ハイウェイ出口手前で再び足が攣り始めペースダウン。追いついて来たスラッと美脚美女に離されるー。纏めた金髪がヘルメットから出て、19歳位に見えるグラビアモデルのようなお嬢さんが軽やかに去ってゆきました。くっそーっ。今回一番悔しかったシーンでした。 でも考えたら凄いよね。クロスバイクのマダムもタンデムのミドル夫婦も殆どママチャリに近いミニベロの東洋系兄さんも、みんな100マイル走ってるんです。わたしゃロード乗ってるくせに何てザマだと思いましたよ。

カハラ地区の豪邸見ながらダイヤモンドヘッドロードに入り、最後の緩坂登って下ってカピオラニ公園に到着。Finishです。時刻は16:30、走行時間は8hr4minでした。

Finish後ビアンキの間に割り込み 背後にFinishゲート
ゲート付近は閑散としていて、あら?ゴールしたんだけど…ってちょっと拍子抜け。JALPAKチームのテントで帰還報告し、缶コーラ頂き、自由解散と聞いたのでホテルに帰ろうと腰上げて気がつきました。みんな賞状みたいの持ってるやん。え?それ完走証明?。聞けば大会本部テントに申告するそうで、危うく忘れる所でした。折角100マイル走ったのに証拠ないとこだった…。私のサイコンでは本日走行158.2km。

行程を振り返ると、幹線道路や高級住宅街の路面はいいです。Bikeレーンも相当完備。しかし郊外に行くと轍やひび割れ、砂や石、そしてCateye(白線に埋められた反射鏡)にも注意必要。それから路面のBUMP(凸)やDIP(凹)にも高速で突っ込まない事。今回パンク目撃は両手でも数え切れない位でした。

ついでに、自動車は日本車結構多いです。スバルも最新のXV,BRZから古いフォレスタまでいろいろ見ました。豪邸にスバル車が数台並んでて、ここのダンナはSubie(スビー)やなとにやけてしまった。
ワイキキのテスラのショールーム
帰りの自転車収納もホテルの部屋ではなかなか大変。雨中走行もあり泥だらけ。泥土はちゃんと落として帰らないと何がついてるか判りません。私は車用フクピカを持って行ったので掃除は楽でした。
そうそう、ハワイのホテルって私が宿泊した3☆クラスではハブラシとかないんですよ。環境のため使い捨て品は止めてるそうです。フロントに言えば持ってきてくれますけどね。センチュリーライドでは朝が早いため朝食はABCストアとかで買って部屋で食べることが多いと思います。全てがBigSizeですからね。2日続くと嫌になってきます。因みにワイキキのお店はカタコト日本語は大抵使えます。が、言ってる言葉が日本語だと気がつかない事も間々あります。カフェで「オナメーワー」と言われ、On name are ? とか悩んでたら「お名前は?」でした。却ってややこし。

帰国便は翌日10時発の筈が台風24号のせいで機材が来ず17時発に遅延。関空到着予定見ると21:40。最終リムジンバスが22:07発なので厳しい。バスが駄目な時、自転車どうやって運ぶのか?焦りました。Sciconを平日の電車で運ぶのは難しいし、空港から宅配しかないかと諦めていたら、JAL8791便のキャプテンが飛ばしてくれて1時間早い20:30に関空着陸。21時台のバスに間に合い助かりました。
JAL8791 B787-8
そうだ。ホノルルでの保安検査はデータセンターの共連れ禁止ゲートみたいな透明なBOXに入って「手を挙げて向こうを向け!」の恰好で(多分)透視されてます。きゃあ。靴も脱ぐんですよ。手荷物検査では「ミズー クツー」とか言われ注意されます。

自転車も全て開梱検査されてます。輪行ケースには”NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION”なるTSAからの上から目線のお手紙入ってました。割と雑に調べてるみたいですね。予備タイヤの箱(新品のコンチGP4000)の箱までガサツに開けられていました。

気をつけなはれ。コンチにはドイツ魂を持つ強力なマダムがついてるんですよ。
TSAなんぞ、なんぼのもんじゃい! 










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