2016年1月9日土曜日

TR-1 復帰整備

次女とともにクロスバイクTR-1「すずらん号」が福岡から戻ってきました。今度は長女の婿殿が乗ってくれるそうで、半日かけて整備。

婿殿は、かつてSpecializedのクロスバイクSIRRUSに乗っていましたが、盗難にあってしまい今は原チャです。長女の移動手段は基本、子乗せ自転車なので一緒に走りにくく、TR-1なら丁度良いですと。

と言っても6年前のモデル。福岡では半屋外駐輪場で、流石に荒れています。錆も目立ち、タイヤはヒビだらけ、バーエンド付だったエルゴングリップはバーエンド部分が何者かに持ち去られたそうで、満身創痍って感じで戻ってきました。今後も似たような環境での使用になるので、あまり手を掛けず、と言っても小奇麗にして渡すつもりで1万円位での整備としました。これまでは次女の使い方を考えて、シティコミュータ機として前カゴ・泥除け装備でしたので、これらを取り外し本来の姿にしてからパーツ交換。

まずはブレーキシュー。溝が殆どなくなりかけているのでシマノVブレーキ用としてM704Tに交換。外して付けるだけ。但しシューが新品なので若干当たり調節を行います。次いでスタンド。TR-1にはデフォルトでルイガノ純正スタンドがついていますが、金属部分が錆だらけ。また若干長くて、立てると不安定。フォークがサス付きで前輪が重いのですね。なのですぐにハンドルが回ってしまい「おっと…」が良くありました。ロードではスタンド買うことないので何となく評判の良いGIZAのサイドスタンドを購入。色がホワイトなのでTR-1によく合います。チェーンステーとシートステーにネジ留め。足の長さが調節できるので良かったです。

次にサドル。いつの間にか大穴が開いています。駐輪中に何かで抉られたそうで痛々しい。デフォルトの純正サドルを取っておいていたのでこれに戻しました。但しシートポストは純正のサス付きでなく、日東のアルミを継続使用。そしてタイヤ交換。Vittoriaのザフィーロ28Cを履いていたのですが、ヒビ割が不気味なので同じものに前後とも交換。本来はチューブも一緒に交換するつもりで、シュワルベのチューブを買っていたのですが、作業時にNG発覚。英式バルブやった…。購入したのは仏式バルブ。いつもこれなので何も考えずポチッとやってしまった。生憎、英式バルブのストックはなく3年前のチューブを続投させます。タイヤ外す時はチューブがべっちゃっとくっついていますから、めっちゃ慎重。久し振りにVittoriaタイヤを嵌めましたが、ビートが嵌りにくい事。こっちを嵌めるとさっき嵌めた所がピョンと外れ、まるで言う事聞かない保育園児を寝かしつけているようでした。イタリアっぽいなあ。

タイヤを外している間にフレーム下部及びチェーンとスプロケをディグリーザでせっせと磨きます。でもそろそろ限界かな。婿殿にはチェーン&スプロケ交換を勧めよう。予定の交換作業は以上で終了、各部をディグリーザとクリーナで磨いて近所を数キロ試運転。ロードに較べ重量感ありますが、そのお蔭で段差も何なく越えてゆきます。古びたチェーンだけど注油して若干軽快に。ま、こんなものかな。パーツ代は使わなかったチューブ入れて10,244円。所要約5時間でした。

軽やかに戻ったTR-1すずらん号

新しい あんよ です
本来はワイヤ類も交換したい所。更にグリップ替えてエンドバーつけて、ブレーキ本体も替えて、次も普段使いなのでリアの泥除け位あってもとキリがありません。ま、これが楽しいのだけど、本体価格5万円のバイクがえらい事になりまする。

各所の傷や錆は取れませんが、使い込んだ感が出て宜しい。盗難保険になるかな。ロードバイクをわざと汚した感じにして盗難防止にしてるって話も聞いた事あるからね。

平凡なクロスバイクですが、次々に新機種が出るルイガノラインナップからTR-1は消えませんねえ。隠れた名車と思っています。定期的に褒めると長持ちするって、西野カナちゃんも歌ってましたっけ。

こんなTR-1ですが、少し古くなって目移りする時は、初めて走って軽快さに驚いた日を思い出す事にします。♪

トリセツ は何にでも当てはまります。カナちゃん凄い。

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