2016年1月11日月曜日

初ライドは三社巡り

昨日、2016年初ライド。いつもの枚方周回コースに三社詣をプラス。

一社目はR168脇の磐船神社。いつもは通り過ぎるだけですが停車。ただ、朝早くて営業時間外?みたいだったので外から心で拝んでおきました。付近はモーターバイクの集合場所らしく、東屋脇にはグリーンのバイクが勢揃い。古代はUFOが集まり、今はバイクが集まります。交野の文字通りのDNA?

磐船神社 背後がご神体の天の磐船
交野市では中学校のグラウンドに消防車が勢揃いし出初式。一斉にパトパトすると圧巻ですねえ。枚方から淀川沿いは追風で35kmオーバーで快走。御幸橋でCR降りて二社目の飛行神社へ。次女の在職中の御礼とよろず安全祈願。いつもはひっそりしている飛行神社にも参拝の列が出来ていました。半ドアで飛ばないように…とかお願いした人、いるかな?

飛行神社 見事に和洋折衷です
次いで石清水八幡宮に行ってみたら駐車場待ちの車で東高野街道がいっぱい。ここは本来の三社詣の一つなのですが、パスして流れ橋PAから木津川CRへ。なんか、CRの路面のひび割れと段差が増している気がします。東京の地鳴りと言い、阪神大震災から21年目を間もなく迎える今日、大地の動きに一抹の不安を覚えるんですね。その一方で新名神の工事は進み、木津川架橋はもうすぐドッキングしそうでした。

山城大橋からR307に入って南山城ポタリングコース(府道70)を南下。三社目はJR棚倉駅の反対側にある涌出宮(和伎神社)。本名は和伎坐天乃夫岐売神社(わきにいますあめのふきめのかみのやしろ)。長っ。創建766年の神話の世界からやって来たお社です。いごもり祭という祭が文化財指定されています。これは木津川対岸の祝園神社でも行われていて、「祭」の楽し気な雰囲気とは一味違う神事です(TVで見ただけですが)。木津川沿岸は古代の戦場なので鎮魂の意味もあるんでしょう。何でも崇神天皇10年に孝元天皇の皇子である武埴安彦命が崇神天皇に反乱を起こし大和に攻め入ったが、事前に倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと:ヒミコ伝説渦中の人)の予言により察せられ破れて近辺で斬首されたそうです。崇神天皇は学術上実存の可能性が認められた天皇だそうですが、紀元前の話なんで、スターウォーズ・帝国の逆襲の方がよっぽど身近に感じますわ。

JR棚倉駅の西側は駅前広場になってて、何故か十二支の石像が輪になっています。日時計かな?そしてこの駅(線)には私も学生時代に乗っていた山手線の緑色の電車が走ってるのですよ。新宿~渋谷の超混雑区間を利用していたので、圧力でガラスが割れないかひやひやしたものです。あの頃、総武線はまだ冷房無いのがあったんだよねー、なっつかしー。

で、駅を潜って東側の目の前に涌出宮。一の鳥居を見上げていると中学生位の女の子が出てきました。彼女は鳥居の外でくるりと来た方に向かうと、参道に一礼。地元のお嬢さんと見受けましたが、こう言う躾?が行き届いているんだ、私達の世代より遥かにしっかりしてるなあと少し嬉しくほっとしました。
涌出宮 一の鳥居
参道がカーブした所に朱色の二の鳥居。更に奥に山門があり、拝殿に続きます。拝殿の後に古めかしい小さな本殿がありました。屋根のカーブが古代を感じます。山門脇には神馬の像。女神様が祀られていて、元々は雨乞いの神様のようです。社殿には今年の「いごもり祭」のスケジュールが貼られていました。その準備なのか軽トラックが出入りする中、参拝し引き返します。境内の外は新しい住宅地。二千年以上を越えて現代に戻った感がありました。

涌出宮 二の鳥居 参道の奥が社殿
涌出宮 拝殿と本殿 屋根が埴輪にありそう
府道70を出てから最後の10km程度は西風向風。淀川で稼いだ貯金を全て吐き出す20km走行でヨロヨロ帰宅。昨日走行68.7km。「たんちょう」もあと10kmでODO 5000kmです。

さて、三社目の涌出宮で、二の鳥居を潜って参道を歩いていたら、コツン 『いてっ』、頭にドングリ命中。トトロのような光景が実際にあるなんて!それとも社の森の大木にはトトロが住んでるのか?見上げても木々の枝葉が揺れるばかり。風が強かったのか、トトロが飛んだ後だったのか、山城の小さな社森には不思議な時間と空間が残っておりました。

この時節、ドングリはきっとトトロの落としダマ。

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