2015年7月20日月曜日

雨のレイククルーズ

琵琶湖は近江八幡で今シーズン カヤック初漕ぎ。

台風11号と後連れの雨で近畿はあちこちで大変でした。朝は薄日が差したものの、出発してすぐに小雨。瀬田川の水量も半端じゃなく、道路のすぐそこに水面が見えます。いつもは見える岩もすべて奔流の下。さすがにリバーカヤックも出ていませんでした。大津から草津にかけての湖岸道路は本降り、どころか時々土砂降り。半ば諦めながらも近江八幡まで来ると雨は上がり、何とか漕げそう。夏休みで大賑わいの宮ヶ浜から11時半に出航しました。

空は今にも泣きそう。宮ヶ浜の近くは波もまったりしています。今日はパドルボートも見かけました。コースは初漕ぎコースで、沿岸を南下。第1岬を越え暫く試運転モード。第2岬を越え、湾部に入りこんで木々の下を潜ったりします。水面から出た岩肌にヤゴの抜け殻がくっついていました。対岸の湖西地域は雲が低く垂れこめ何も見えません。第3岬を越えると、前からモーターバイクの集団走行みたいな轟音が。靄っている中からモーターボートや水上バイクがたくさん単縦形でやってきます。バルチック艦隊か。「よーそろーおもーかあじー」と回頭し連続引波に備えますが、丁度エリがあったのでその向こうをゴウゴウと通り過ぎてゆきました。

第3岬の先は、いつも波が急に大きくなります。波長の長いのがドンブラドンブラ南西から押し寄せ楽しいパドリング。また沿岸にフネを寄せ、岩場の間に入ってプチジャングルクルーズ気分を味わったりしていました。尤も、木の下を潜る時は、急にハチが偵察に来たりするので気を付けないとあきまへん。

釣り船も多く、一旦反転し、いつもお昼食べてる休憩浜まで戻ります。着岸し上がってみたのですが波が荒くなってきて風も出てきました。のんびり「おにぎり」とか食べてて雨降ってきたらかなわんなあと、そそくさと出航。すると第3岬を回る手前で降ってきました。ポツポツですが雨粒が大きい。湖面に次々波紋が拡がって、浴衣の生地みたい。湖底の魚たちは花火のように見上げているのでしょうか。

霧の、ではなく雨のレイククルーズで第3岬から沖合を漕いで、第2岬を回って沿岸に近づきます。
霧のレイククルーズって韓国で人気だったそうですね。ちょっと冬ソナのテーマと似た感じがするので、韓国の人の好みのメロディなんでしょうか。少し早いテンポのバラード。
その先で先程のバルチック艦隊帰還に遭遇。スプラッシュを噴煙のように上げて、沖島近くを賑やかに通り過ぎてゆきました。バラードから急に軍艦マーチに雰囲気一変。

宮ヶ浜に近づくと雨はほぼ上がり、相変わらず歓声が聞こえます。着岸し、雨が酷くならないうちと黙々と解体していると、なんやねん、お陽様出てきた。午後から雷雨とか言ってなかったか? ま、ずぶ濡れのパーツ類を乾かすには有難いですが、これならもう少し休憩浜でのんびりするんやった と一人でグチグチ。ま、バラしたものを再度組み上げる気は起きず、そのまま撤収。

15時に宮ヶ浜を出発し、湖岸道路を戻りますが、いきなり渋滞。トロトロ走って眠気も催したため、復活した華麗な廃墟・ピエリ守山の駐車場で仮眠しようと入ってみたら鬼混み。屋上駐車場に誘導され、車の窓を開けてしばし仮眠。目覚めて出口を探しますが、屋上Pの複雑な事。ようやく下りスロープを降りてみると「近江八幡方面・守山方面」が分岐。近江八幡じゃ戻ってしまうと守山方面に行くも、あまり覚えのない構内をウロウロ、そして次の分岐標識は「守山方面・琵琶湖大橋方面」。守山方面ってここが守山ちゃうん と琵琶湖大橋方面を選択し、ブリッジを走ると何と琵琶湖大橋の料金所の手前に出てしまい、戻れない! 泣く泣く琵琶湖大橋を渡って、大渋滞のR161に突っ込みました。その後、浜大津付近でも断続渋滞し、4時間もかかって帰宅。

それにしてもピエリ守山がこれほど混雑しているとは思っていませんでした。更にすかーんと見渡せた駐車場も満車になると迷路になる不思議。マジックか?

復活のピエロ、じゃなくピエリ。

対岸は靄の中 休憩浜

これが琵琶湖名物「エリ」です。余り近づかないように。

左:沖島 右:近江八幡 ポツポツ雨が。

水中写真にチャレンジするも何も映らず。左上はカヤック船底。







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