2018年6月16日土曜日

京奈和自転車道 前後見えず

偶然見つけた『京奈和自転車道』を走りました。そもそも今日は、先日のシクロラリーの逆回り、御所市・橿原市・桜井市から初瀬川CRを走って、リニューアルしたと聞いた唐古・鍵遺跡を見て帰って来る予定で出発。

[唐古・鍵遺跡公園 背後は弥生の建物!]
遺跡がリニューアルしたらあかんやん と思っていたら遺跡の周囲が公園になって、道の駅も出来、確かにイメージはリニューアル。遺跡付近って以前は「開発は始めたものの売れそうになく途中で断念したミニ開発宅地」みたいな感じでしたが家族連れが似合いそうな広場になってました。
唐古・鍵遺跡は弥生時代(2000年以上前)の大規模な集落跡で、幾重もの環濠が巡らされていたことから、水運の便も必要だった工業地域だったのではないかとも言われています。しかも洪水で一旦壊滅したのをまた復旧させた程の重要度。尤も、弥生時代と言っても数百年に渡る時代なので、要は室町時代から現在まで位はある訳で、そりゃいろんな事あっただろと思う訳です。シンボルである楼閣もその中の一点ですからね、弥生時代の後の方の人から見たら、あれだって「遺跡」って呼んだかもです。いやはや大和の遺跡は昔過ぎて未来と同じ位判らない世界です。

弥生時代の遺跡復元 これ何? 知らん…
で、ここからどう帰るか。浄化センター経由で県108が順当ですが、面倒になり途中で北上。逆方向は何回も走った道で、どうにかして県108に出られる筈・・・と思って佐保川の橋を越えたら反対側の川べりに見慣れてるけどここらでは見慣れない標識が目に入りました。『京奈和自転車道』。ほよ?京奈和自動車道ならいつも使ってるけど、自転車道?いつの間に?

京奈和自転車道 南端
という事で早速乗り入れてみました。佐保川沿いの管理道路の左右にブルーラインが入っています。ちょっと行くとライン上に『嵐山62km』マジかよ。いつの間にそんなネットワークが完成したんだ!そもそも佐保川と木津川って繋がってないのにどう行くつもり?と半信半疑。更に行くと反対側にも表示が見えました。曰く『和歌山港113km』。おい、さっき始まった所やったやん。まあいい、どこまで続くか行ってみよと走行再開。

壮大な計画です
路面はまあまあですが、交差道路の都度停止・横断せねばならないのは大変。横断歩道すらないので事故の可能性も大きい。木津川CRは大抵アンダーパスなのにね。それと川の東側とか西側とか時々急に変わりますので注意。ぐるっと曲がって橋を渡るパターンですね。何故わざわざと思わないでもないです。5kmも走らず右手に郡山イオンとニトリが見えたところで自転車道は突然END。平城京の羅城門のあった辺りです。嵐山目指して走っていたサイクリストは立ち往生間違いなし。もうちょっと工夫はないのかいな。案内位は欲しい所です。あとワンスパンで奈良自転車道に合流できるのにね。本日走行78.1km。
(帰宅後に調べると、この道、昨秋にオープンしてたそうです。知らんかったなー)

自転車道左側のブルーラインは蔓延る葛の葉ですっかり隠れていました。自転車道というなら両端にラインいるのかな?センターに一本でも良くね?と思うのです。塗装手間も少なくて済むし対向時の目安にもなるし。ま、こんな状況ですから嵐山~和歌山港を滞りなく走れるのは一体いつのことやら。今の所、5キロ程度でどこへも行けず、視界不良の自転車道なのでありました。

五里霧中 いや 5キロ霧中


PS.サイクリング小説『コトの風』はWEB小説閲覧サイトの古豪”小説家になろう”サイトにもUPしました。『コトの空』も今後UPします。(結構面倒なのでボチボチと)

0 件のコメント:

コメントを投稿