春秋の良い季節しか行かなかった嵐山。良い季節には観光客も多く大変というのをようやく学んで、猛暑日ながら行ってみました。関東はずっと雨で大変みたいですが、近畿も突如降ってくるので結構スリリング。今回走行区間である京都部南部も雷雨が多い所なんでね。雷を呼ぶ水脈みたいなのがあるに違いないと私は思っとります。
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ちゃんと嵐山まで行ってますよ |
今日は後輪に不安を抱えながらの走行。実は先週のパンクでチューブ交換し、数キロの試運転で異常なしを確認したのに、金曜日に触ったらペッチャンコ。スローパンク状態ですね。あ、今回は買置きのシュワルベのチューブ使ったんだ。原因は以前に2回ほど経験しているバルブとバルブコア間の緩みではなかろーか?という事で試しに小さな器に水入れて、バルブを浸けてみたら小さな泡がぷわーん。プライヤーで締めてみて泡が出なくなったことを確認して一旦完了としていました。チューブ全周は未確認で、原因確定じゃないので100km超だとやっぱちょっと不安。停車する度に後輪触ってました。
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バルブからバブルが! |
今回の目的地は、松尾地区の葉室山・浄住寺。私、葉室麟氏の小説、結構好きなんで地図上で「葉室」見つけた途端、関係あるに違いないと目的地に設定。結果的には何も関係なかった。(北九出身だって)
往路は風もまだひんやりしたものが時々吹いて走り易く、自転車も結構走ってました。夏でもソロの女性チャリダー増えましたねえ。嵐山の入口である変な6差路を斜め左上?へ折れて鈴虫寺方面へ。今日はあちこちで地蔵盆やってました。一旦苔寺(西芳寺)の方へ走り奥まで行ってみました。途中で行き止まり(歩行者はOK)になってて女子中学生らしい二人連れもママチャリ停めて、歩いて入ってゆきました。他にもママチャリたくさんだったので何かあるんでしょうねえ。山奥で地蔵盆?
しばしオゾンを浴びて戻り、バス停横の階段を「たんちょう」担いで登って地蔵院方面へ。道はすぐに住宅の狭い路地になり、ハイカラなお宅も並ぶ中、突如、浄住寺が現れます。駐輪場はないので駐車場に停まってる軽四のお尻に置かせてもらいました。草木や壁に持たせ掛けるのは止めた方が良いと思います。石垣も石に傷がつかないよう注意が必要です。そういう意味では自転車では回りにくい地域です。
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浄住寺の入口はかくも謙虚 |
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石段登ると本堂が見えます |
寺の隣でやっぱ地蔵盆やってるみたいで歓声が響いていましたが、浄住寺には誰もいません。石柱門の間を抜けて石の階段を行くと、左右は苔のカーペットに木々を通した光の斑模様。階段も決して整備されたものではありませんが全てがナチュラル。階段の上、正面に本堂らしきが。左右に丸窓、正面扉は開けっ放し。左方向はロープが張ってあり立入×でしたので、礼拝してから右方向へ。注意書きがあって、ここには住職とかいなくて無人状態ですと。不思議な感じです。仏様と私だけなのか。こりゃ下手なこと出来ないなと却って緊張したりします。短い回廊の真ん中に開いた所から、小さな蓮池が見えました。これも端正に手入れされている訳でなくナチュラル。回廊にぶら下がる「さかな」を眺めていたら、飛び石を住職が歩いて来られました。あれ?無人じゃないんだ。巡回かな?「こんにちは」と言葉を交わした住職は剃髪でもなく、普段は銀行員やってますみたいな人でした。
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丸窓がきれいです |
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こういうのを木魚って言うのかい? |
何だかよく判らないけど、小さな石段があったので降りてみると苔の池。石碑があって木陰には庭の手入れをしている人が。うわ、やっぱ無人じゃないよ、無言だよ。他に行く場所もないのでもう一度本堂を眺め、ご本尊に写真撮っていいですか?と声を掛け、返事がないのは良い返事と勝手に解釈しパチリ。御礼を言って退散しました。
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誰も見ない、誰も踏まない 苔の池 |
緑に囲まれた静謐な浄住寺は、心が落ち着く場所でした。紅葉の頃はさぞきれいでしょう。
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ちゃんと額縁がある絵です |
一旦嵐山方向へ物集女街道を走り、阪急嵐山駅近くのムスビカフェへ。訳あって以前から一度行きたいと思っていた所です。
入ってみると、どうやらランナー応援カフェですね。ランチ中にも続々とトレイルランナーが入ってきて、蜂に刺されて足が腫れ上がってる話と蛭に嚙まれて血だらけになった話で盛り上がっていました。やっぱ陸軍は怖ろしい。
帰路は西風が時々追い気味になったり向かい気味になったり。暑さからジャージのファスナーを半開状態で走っていたら畑からウリハムシっぽいのが飛び込んできてジャージの中で暴れてる!ファスナーを更に下げてバタバタ扇いだら飛んでゆきました。蛭や蜂だったらこうは行かない。やっぱ空軍で良かったよ。本日走行119.6km。結局チューブも大丈夫でした。
シュワルベのチューブ、あさひやイオンバイクでもこれしか売ってなかったので緊急時に買った人も多いでしょう。スローパンクと思ったらまずはバルブチェックです。
いや、バブルチェックか。
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