夏草の匂いの中を走ると井上陽水の「少年時代」が浮かんできます。歌詞にはそういうの全くないんだけど、夏草の匂い→夏休みの遊び→少年時代って単純な三段論法。本来は少年が夏休みに仄かに抱いた年上の綺麗なお姉さんに対する切ない気持ちの歌だと勝手に思ってます。甘酸っぱいけど少し汗臭い。カルピスが似合いそうな光景です。
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本日の目的地 神足 |
枚方から西国街道を走りました。R168で枚方に出て、淀川の左岸道路を走るべく枚方大橋に出てみると、なんとパトカー・救急車・消防車がずらり。サイレンが鳴り響き、交通誘導の声が張り上げられ、勿論大渋滞。左車線が緊急車で占められているので、誘導に従い右車線を車のお尻にくっついてそーっと走り抜けると、冷凍トラック?が歩道に乗り越え、更に橋の欄干を突き破って停まってました。その前には倒れたママチャリ。うあっ、大事故やん。自転車の人、無事だったのでしょうか。
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トラックが欄干ぶち抜いています。緊急車はこの奥までずーっと。 |
淀川沿いから大山崎で西国街道に入り、久し振りにサントリーの醸造所をチラ見。不審者とみなされたのか、見学ガイドのお姉さんに「ご見学されますか」と聞かれました。何でも自転車乗って来て見学する場合、飲酒運転禁止の観点から構内への自転車持ち込みはNGで、JRの駅駐輪場に置いてこないといけないそうです。お姉さん随分恐縮されてましたけど、いいんじゃない、それ位した方が。
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サントリー偉いさんの銅像 これ撮ってて不審者と思われたみたい |
西国街道を上がってゆき、調子八角交差点を挟んで引続き西国街道を走りますが、いつもは勝竜寺方面にゆくため、途中で右折しJRを越える所を本日直進。すると「神足商店街」に出ます。「神足商店街」には町屋があって、ここで熱中症予防のため冷たいもの食べる予定。自転車は少し離れた公民館の自転車置場に繋ぎ、歩いて戻って格子戸をそーっと開けてみると、騒! 町屋そのままの座敷はシルバー団体が占拠。たくさんあるテーブルに2,3人ずつ座り、全席を網羅。うーん、詰めりゃ他のお客さん(少し戸惑ってウロウロされてました)座れるのに。お店の人もオーダーに天手古舞でそれどころじゃなく、結局諦めました。これからどんどんこうなるんですね。
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西国街道も今や一方通行で、京へは車で上れません |
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大混雑だった町屋さん |
公民館にはJRの駅名看板が立っていました。曰く「神足(こうたり)」駅。昔駅があったのかなと思っていたら、JR長岡京駅にて解説発見。長岡京駅は、以前「神足」駅だったそうです。撤去して使わんのやったら頂戴って貰ったんでしょうね。商店街の名前とも一緒だからプレゼンスにはなります。
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ガラシャ通りと勝竜寺公園。絵になります |
勝竜寺公園で一休み(身体冷却)し、桂川と自転車道を横切って淀駅前の交差点・納所(のうせ)まで降りました。ここは六差路で、千本通のスタートポイント。「千本通」はかつて「朱雀大路」と呼ばれていた京のメインストリートです。京の真ん中を貫き朱雀門・大内裏に繋がっていました。厳密には朱雀大路の起点は羅城門なんですけどね。この道を挟んで西が右京、東が左京。ところが地盤が優れなかった右京はだんだんと開発から遅れ衰退していった結果、千本通は何となく都の端っこの道みたいになったそうです。「納所」は水運で運ばれてきた荷物を納めた場所からこの名がついたようで、かつては港湾ターミナルでした。名残を探せばありそうでしたが、暑くてやってられないのでそれ以上の探索は止めにして、御幸橋から木津川CRに入り、熱風受けながら帰宅。本日走行77.4km。
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納所交差点。左が千本通、奥が旧京阪国道 |
自分が走ってて言うのも何ですが、よく皆さん走ってますね、この暑い中。午前中ならまだしも正午回るとCR上の風もヘアドライヤーみたいなもんでスピード出す気にもなれません。身体全体が火照ってだるくてドリンクがぶ飲みしたり、冷却と称してソフトクリームに冷凍エナジゼリーにマックシェイクに・・・と明らかにカロリーオーバーなライドでした。
足は大丈夫です。何しろ今日走った場所は、
神の足。 (御守とかあったら売れそう)
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