宇治川ラインから宇治・久御山・木津川CRと周回。宇治ダウンタウンは8ヶ月ぶり。
まずは木津川CRから山城大橋を渡ってR307へ。青谷BPが出来てからデンジャラスゾーンが半減。ですが、宇治田原への山道では諸車にご迷惑をお掛け。m(__)m 山を下って天ヶ瀬ダムは未だ工事中。3年前の水害で浅くなったダムの底を浚渫しているだけと思っていたら、実はどえらい改修工事だったのです。
いつものようにダムの中の仮歩道を押し歩いて宇治川沿いの道路に出る所で、道路警備のおっちゃんに「長い工事やねえ」と言ったら「いやいや、まだまだ終わりませんぜ」。実はダムの南の山にトンネルを掘って第2の放流ルートを作る事で放流量を増やし、一気放流での下流洪水の危険性を下げると言う大工事で、付帯として橋の架け替えもあるそうです。ダム内道路は山を削った事から幅員確保することが難しい事と、土地の所有上、あくまでも私道扱いであることから、遊歩道程度しかできないのではないかと「ワシじゃ判らんけど」と言いながら見解を聴かせてくれました。
いやいやいや… 大したもんです。事実かどうかは別にして、おっちゃんの見ている範囲で事実と推測を分け要点を端的にまとめ、見知らぬ私にも判るよう解説してくれた貴方は只者じゃないでしょう。昔の伝記だったら、その場で「センセイ!是非弟子入りさせて下さい」となりそうな、師匠おっちゃんでした。只者ではないよ、宇治の警備員。
|
Beautiful JAPAN! |
細い木橋を渡って宇治川北側の森林ロードを走ります。木々の間から覗き見える川の色は深い緑。観光客が賑わい出した所で「さわらびの道」に入ります。宇治上神社に通じる石畳の道で、平等院周辺とはまた違った深緑の宇治を感じさせてくれる小道です。千年の歴史の重みか世界遺産の貫禄か、空気も濃い森の裾。只者ではない気配が押し歩きさせる木漏れ日のトンネルでした。
|
宇治川は深緑 |
宇治橋の袂のお茶処「つうゑん(通圓)」で宇治茶ソフトクリーム。甘さ控えめ、お茶の深みがぐぐっと来る流石は老舗。超おススメです。通圓さんって創業が永暦元年だそうで、それっていつやねんって西暦1160年です。平治の乱の翌年、平清盛が覇権のスタートを切った年ですね。年表見てると1160年は、源頼朝が流されるとか清盛が参議になるとか、全くの日本史教科書の世界ですが、そんな中で通圓さんは宇治茶ソフトを売り出し、ではなく宇治茶を売り出しと思ったら、実は通圓さん初代店主は源氏の家臣だったそうで、宇治橋の守護を務めながらお茶を差し上げていたとか。建物内には一休和尚から頂いた初代店主の木像があり、ここで足利義政・豊臣秀吉・徳川家康もお茶を飲んだ記録が残るとか(HPより)。はー・・・ 道理で只者ではないソフトクリームでした。
|
世界遺産 宇治上神社 |
そのまま府道7号を北上し、三室戸で左折し宇治川の北側道路に出ます。南側の府道と違って交通量も少なく快適。隠元橋を渡って京滋BP沿いを久御山まで走行。途中で京都府警のヘリ基地でへいあん号(だっけ?)をパチリ。久御山でR1BPに入り、上津屋から木津川CR経由で帰宅。本日走行77.7km。
|
orionビール 出るのかな? tuktukのお店 |
|
京都府警の へいあん号 |
さて、そんな只者ではない通圓さんはサイクルラック完備でして、私が自転車掛けてると、幼稚園生と思しき女の子が真っ赤な自転車で颯爽と横付け。おお LOUIS GARNEAUのジュニアバイクではないか。フラットバーにブロックタイヤ、スプロケットが光ります。更にボトルゲージには小さなドリンクボトルまで完璧装備。これを普段着で乗りこなすとは、さすが宇治キッズ。どこで覚えたんだろ。
ツウエン。 は?
☆彡 お知らせ ☆彡
スペース・ラヴ 後編第5話 「星の生い立ち」 を下記リンク先の最後尾に追加しました。
毎回ブログに貼付けるの面倒になったもんで。お手数ですが宜しければ下記リンク先にてご笑覧下さい。なお、星空文庫は全編を下記リンクに掲載後、一気に「後編」として投稿する予定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿