退院と言ってもやや強引で、ドクターとしてはあと1週間居た方が…のニュアンスでしたが、事故防止の意味での入院なので家の中で安静にすることを条件に出てきました。まだまだ普通には歩けないので外で何かする仕事は当面私の分担です。
先週末は気の早い何輪かが「咲いちゃった!」状態だった桜も本日は満開。早速4月の雨に打たれ、少し可哀想。今年は花見のタイミングが難しそうです。
今日は病院の帰り道にイオンモールへ寄って買物。イオンの車椅子を借りました。カミさんは一人で乗るにはすっかり上達して、クイックターンとかしてましたが、押す場面では私が不慣れで危なっかしい。皆さん気を遣って避けてくれますが、売場通路のバーゲンワゴン?なんかが意外と邪魔で車椅子が通れる通路も限られます。売場の棚も上の方は見えず、また手が届かないので、取れる範囲も限られます。目線が変わると見方も変わるなあと思いました。勿論全てを満たすことは不可能ですが、異なる立場を体験してみるのは大事なことです。
買物と言えば先週末、スーパーで籠を取ってカートに載せて、さて と思ったら、横でカートに小さな子供を載せようと(カートに座る所があるのですね)しているお母さんが四苦八苦。足が引っかかってカートが動きうまく座らせられません。真横だったので私がカートを押さえたら、そのお母さんが「お久しぶりです」。 は? と思って見たら前の会社に居たお嬢さんがすっかりお母さんになっていたのでした。結婚して産休取ったまでは知っていたのですが、その後私も異動し、消息も知らなかったのです。偶然ってあるもんだ。びっくり。
この後、駐車場のR2に乗ろうとしたら、お尻合わせで駐車しているミニバンが同じ道産子ナンバー。奈良でこのナンバーに遭遇したの、まだ2回目です。偶然ってあるもんだ。またびっくり。
3月は1年で最も好きな月なのですが、今年は公私ともにバタバタで過ぎて行きました。雪溶の水音、鶯の声、少し冷たい空気に明るくなった青い空、清冽な風が吹き抜ける中を恥ずかしげにそっと咲き出す桜たち。枕草子から「さくらさくら」まで、日本人の心を捉えて離さなかった冷えるも暖かいこの月は、まさに1年の曙です。止まっていたものが目を覚まし、春は一気に動き出します。如月の中にあるという光の柱が、静と動を使い分ける感性の弦を弾くのですね。
通りがかった近所の林で、すっかり上手くなったウグイスの声を聞きながら、しばし足と時間を止めたのでした。
瞼を閉じれば見えないものが見えてきます。
OPの日の伊丹空港 B787が居ました |
個人的に一番好きなDHC8-Q400 評判はいまいちみたい |
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