2013年4月21日日曜日

ヒミコはトトト

朝から不機嫌な曇空。天気が回復したら八尾空港までツーリングと思っていたのですが、急遽親戚宅へ行かねばならなくなって走れませんでした。

親戚宅は奈良県は桜井市の北端辺りにあって、ずっと小さい頃行ったっきり。農村地帯で道が非常に狭いとの事でR2で出掛けました。結果は大正解。レガシィでは決して入れない道や角度の曲がり角ばかり。やっぱ日本には軽が必要だ。午後には用が終わったため、カミさんと近くにある箸墓古墳の周囲をぐるりと一周。

箸墓古墳・・・そう、あの卑弥呼のお墓と言われる大きな前方後円墳です。自転車では脇のR169を何回も走っていますが、このこんもりしたのが箸墓古墳とは気づきませんでした。何しろ地図では「倭迹迹日百襲姫命大市墓」と書いてある。読む気にもならん。正しくは「ヤマトトトヒモモソヒメノミコトオオイチノハカ」と読みます。略して「トトトノバカ」なんて言うとバチが当たりまっせ。

見たところで何が判る訳ではありませんが、本当ならこの辺りは邪馬台国です。更にこの辺は、後の壬申の乱の戦場だったそうです。いろんな歴史がR169のアスファルトの下には隠されているのですな。「壬申の乱」が「後の」と形容される所もまた凄い。

その後、自転車ではとても立ち寄れない「三輪素麺やまもと」で昼食。大きな一枚屋根の美術館のような建物です。中にはショップと「三輪茶屋」というお食事処があります。食券買って、指定席で待っていると暖かい「にゅうめん」がやって来ました。美味しい!繊細!ホッとする味ですね。お腹にも優しそう。付け合せ?の押し寿司も美味しかった。でも多分お店の人、オリジナル七味を付けるの忘れてたね。惜しかった!けど美味しかった。
三輪茶屋の中も美術館みたいで、ふと見上げると洋画(陶板シルク印刷?)が掛かっていましたが、隅に「平山郁夫」の文字。気のせいかな? ショップには様々な麺類やらスイーツまで揃っていました。が、何故かスタッフは男性ばかり。うーん。ま、それでもいろいろ買っちゃいましたけどね。

次の週末は福岡に家財?運搬の旅の予定なので、結局4月のサイクリングはたった2回160km余で終わってしまう事に・・・。天候も悪かったとは言え、春の最短記録です。何だか口惜しい。

邪馬台国は北九州って説も有力なんですね。2週間で両候補を行ったり来たり。どっちが正解でも良いんですが、もしも箸墓古墳付近だったら、わたしゃ邪馬台国の上をジャカジャカ自転車で走ってることになります。古代の眠れる精霊の皆さんすみません。

え?邪魔だいコク? 古代のオヤジギャグ?
大人しく寝てなさい。
三輪素麺 山本 の力作たち
背後のもっこりが箸墓古墳



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