2018年1月7日日曜日

エンタの神様

2018年初ライドは冬の嵐山・車折神社(くるまざきじんじゃ)。嵐山と言っても、渡月橋付近ではなく、嵐電(江ノ電みたいな可愛い電車です)で嵐山から三つ目の停留所前と、やや離れています。小倉山界隈とワンセットで行こうとするとちょっとしんどいので目的地として単独設定でHere we go。昨年の今頃は嵐山も積雪で大変だったんだけど、今日は風も控え目、まずまずの走行日和でした。

若干冬枯れっぽい嵐山・渡月橋
とは言え、朝は寒かった。木津川CRは特に木津~八幡間、トイレが希少。寒いと近くなり、頼みの山城大橋脇のホームセンターは時間が早過ぎて開店前。流れ橋まで必死で漕ぎましたわな。それだけで速度が3kmもアップするんだから、まさにトイレターボ。しかし過信すると危ないっす。不意な段差では破綻することもあります。うわ。

松尾橋を渡って嵯峨美大の裏手に回るとそこはもう車折神社一の鳥居。朝から結構賑わっていました。自転車ラックがないので大変駐輪しにくいです。自転車置場って言われたところは持たせかけるものがなく、止む無く玉垣の基礎コンクリートにペダルを持たせかけましたが、参拝中ずっと不安でした。駐車場のトイレの壁等に無理言って停めた方がいいと思います。

車折神社の有名ポイントは二つ。一つ目は願いが叶うという祈念神石なるパワーストーン、二つ目は車折神社の中に境内社として設置された芸能神社。パワーストーンの方は今日は見ていないのでよく判りませんけど、石入り御守を買って本殿で祈念すると良いそうです。私も本殿参拝しましたが長蛇の列だったのはこれがあったからなのね。知らんかった。
車折神社 本殿参拝の行列
芸能神社も参拝しました。更に勢いで芸術関係の御守まで買ってしもたけど、平凡なサラリーマンに過ぎない私に一体どんな御利益があるんだろーか。ま、ピアノが上達すれば嬉しいけど。
ここには芸能人が多く訪れるとの事で、朱の玉垣にはずらーっと芸能人の名前があります。結構好きに書けるようで、名前だけじゃなく、例えば武井壮には百獣の王とか、EXILEはちゃんとEXILEの下にATSUSHIって名前が書いてありました。肩に小さく地名も書いてあって、例えば観月ありさなら東京、これはOKだけど横山由依ちゃんまで東京だった。おい、地元の木津川市って書いて欲しかったよー。因みに、博多華丸・大吉は「全国」、武井壮に至っては「地球」だったわ。

全てご本人が来られたかどうかは定かじゃないけど、観光客も楽し気に好きな芸能人の探しっこしてました。芸能神社に祀られているのは天宇受売命(あまのうずめのみこと)です。ほら、天岩戸に隠れた天照大神を引っ張り出したという、マジに神ってるダンサーですね。まさにエンタの神様です。

じゃん!芸能神社 造りが少々大道具?
続いて近隣の鹿王院を覗き(紅葉の頃が素晴らしいそうです)、適当に流していたら嵐山のメインストリートに辿り着いたので、渡月橋を渡って中ノ島へ。夕方から出掛ける用事があったので、そのままCRをリターン。帰りは往路よりターボ分スピードダウン。25km/h前後で走ってたけど抜かれること抜かれること。季節柄、ランナーも多く走行には気を遣いました。本日走行108.8km。

鹿王院 山門 ここからの参道が素敵なようです
芸能神社の参拝も列が出来てました。若い人が多いし一人当たりの参拝時間も長い。オーディションの合格やコンクールの入賞、狭くて厳しい芸術分野でそれぞれの想いや憧れ、夢を実現しようと努力して、後は運という紙一重の世界で最後の神頼み。エンタの神様も辛いわな。勝手に順位を入れ替えたりはできませんよね。結局微笑んだり癒してくれるのは、一人一人の影に居て、努力を励まし見守る

『アンタの神様』

であろうと思います。

私も精進します故、本年もメイプルリーフ・ペダリングをよろしくお願い致します。

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