ワタシ的には本日の天気予報が「北東の風やや強し」なもんで、帰路に追風になる北方向と言うだけで嵐山ツーリングを思い立ったのだけど、中秋の季節、渡月橋はごった返してるやろな、それならと地図を見て、行った事ない「苔寺」と隣の鈴虫寺ってのも可愛い名前やし と安直に出発。
好日の桂川・嵐山方面 |
お嬢さん二人組に続いて石段登って、山門潜るとお地蔵様を拝んでいる人多数。そして参拝は500円とのこと。ま、いいかと500円払うと「どーぞどーぞ」と導かれ、お坊様が「こんにちは」とご挨拶。お堂のような所へみんな行くのでついてゆくと「何名ですか?」。「一人ですけど」と淋しく答えると「お一人やったらこちらへ」とお堂大ホールの障子を開けて大衆の末席に案内されました。
前ではお坊様が講演中。机上には茶菓があります。なる程、こういう仕組みかと話に聴き入ると、これが大変面白い。R1に出ても遜色ない語りに仏教の教えが織り交ざり、お堂内はしばし大爆笑。これが説法と言うのね。お坊様はインテリだわ。内容を書くのは控えますけど、行ける人は騙されたと思って行って下さい。後悔しませんよ。500円は惜しくない。
しかし、見渡すと7割は若きお嬢さんorカップル。就職説明会かと見紛うばかりで、汗臭いジャージのオッサンは末席で良かったと本当に思いました。その訳は説法で半分判明、帰宅後調べて全容解明。恋愛成就で有名なのね。そのカギは先程のお地蔵様。幸福地蔵と呼ばれ、一つだけ願いを叶えて下さるそうです。それも草鞋を履いているので自宅までわざわざお出で下さるとの事。詳しくはNETに山ほど出ていますよ。
説法終了後、教えに従い「お守り」買って、庭園を回って(これも小振りだけどなかなかきれい)お地蔵様に願掛け。まさか今更恋愛成就でもないので、取り敢えずアルツハイマーオヤジの面倒をお願い。嫌やろな、どーせいちゅうねんと言われそう。一応、お願い事は具体的で、夢妄想は除外し、人の不幸はご法度との事でした。昔ベストセラーだった「夢をかなえるゾウ」は何でもありでしたが、ゾウとジゾウはやっぱ格が違うなあ。
そのまま石段を降りると、山門から下まで大行列。もしや参拝にこんなに待つの?私は相当ラッキーだったようでした。ただ、肝腎のお地蔵様の写真撮るの忘れた。それに更に肝腎の「鈴虫」見るのも忘れた。説法は邪念を除きまする。
鈴虫寺参拝の大行列(顔は隠しました) |
そのまま隣の?西芳寺(苔寺)へ。ここの見学は予約制なので入れません。入口も閉まっていて道路から垣間見るだけ。間に小さな川が流れていますが、その水の清冽な事。背後の松尾山、竹林を通して秋の午後の陽射しが跳ね返り、誠、清流でした。そのまま道を辿るとどんどん山に入ってゆくので引き返し、府道からR9を経てCRに乗り入れ。追風の筈が時々正面から来る不思議に「なんでやねん」とイラつくのを、いやいや日々是好日と思い返し帰ってきたのでありました。本日走行105.2km。
本来の目的地 西芳寺(入口) |
苔寺敷地内の苔カーペット。綺麗だわ! |
黄色のが、お守り。 「寿々むし」って紙はお菓子の包み紙 |
京都の説法は凄いわ。え? 単なるアルツ?
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