2016年10月10日月曜日

お茶には軟水

信楽は朝宮へ。目的は朝宮茶。どんなもんだかお試し買いです。

風は強いけど、晴れてクリア。木津川沿いの府道を行くと、やたら自転車グループに遇います。加茂迄の数キロで、きっと50台近く。何の行事だろーか。
和束ローソンもロードバイクでごった返してました。が、府道5号を信楽方面に走っても、誰にも抜かれない不思議。精々20キロオーバーなのにどうなってんだか。

木津川から和束方面 スッキリ!

朝宮には12時前に着いて、調べてた山本園に入ります。お茶屋さんには見えない白いユニット風建物。お茶の販売と喫茶が別建物です。販売店はお茶のパッケージが並び、背後でお茶っ葉を詰めている様子。迷っていると、スタッフらしき上品なおじいさんが、白い可愛い茶碗 にお茶を入れて下さいました。一番人気のお茶だそうで価格も一番。誠にまろやかで後味に少し苦みが残る一品でした。結局、中の上位の煎茶を1パックお買い求め。この辺が庶民ですな。

これが日本茶の店だなんて
朝宮茶は五大銘茶に入る(事がある)そうで、1200年の伝統です。ここで作ってるのはみんな朝宮茶ですか?と聞くと、いやー他は宇治茶として出荷ですわあ とのお答え。宇治には茶畑ありませんやろ と、なる程そういうものか。要はブランドなんですね。日本三大銘茶も、静岡・宇治の次が狭山(埼玉)または知覧(鹿児島)だなんて、元々がアバウトなんです。

良いお茶は60℃位のお湯で入れるのが良いそうで、猫舌には助かりまする。茶葉の蒸され方や細かさ、アミノ酸やカテキンの溶けだす温度などたくさんの要素があり結構難しい。なので良いお茶は低め(60℃前後)、普通のお茶はそれより高め(80℃~)と単純化。因みに番茶やほうじ茶は熱湯です。それ以上凝りたい人は、各種「お茶の淹れ方」サイトをご参照下さい。
それからお湯に使う「水」については軟水が良いそうです。国内の水は水道水を含め殆ど軟水なので大丈夫ですが、海外のミネラルウォータでは硬水がありますから(evian等)、これでは淹れない方が良いみたい。反対に、コーヒーには硬水の方が良いというから水一つ取っても洋の東西を感じますね。

煎茶を背負ってR307を引き返しセブンに入るもレジは長蛇の列。調達を諦め、持参のSOYJOY齧って府道5号を戻ります。基本下りなので疾走、森影に入ると「さむ~」。昨日までの夏はどこへやら、完全に秋になってました。よって宇治茶ソフトもパスし加茂へ戻ると、ミニベロのご夫婦に捉まりました。「岩船寺から来はったん?」私の容姿のどこらへんに岩船寺の気配があったか知りませんが、「え、いや、和束の方から下ってきたとこですけど」。どうやら岩船寺を求めて木津川沿いを走って来られたみたいで、岩船寺は加茂のダウンタウンを横切って南の山の中とご案内。奈良方面に行くバス道から分かれますよと言ったらご主人は理解されたようでしたが、「坂、だいぶ登りまっせ」って言うの忘れた。大丈夫だったかな。300mは登るけど。

この陰陽と寒暖が美味しさの秘訣?


里の秋には風景的に少し早い感じながら、季節が確実にガチャっと一コマ(ようやく)回った気がしました。本日走行88.5km。 そうそう、お茶淹れる水の件だけど、お茶を硬水で入れると味は淡白になり色は濁ったようになるそうですよ。

これを俗に「お茶を濁す」と申します。 ウソです。☆∀☆

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