向かう北東方面は灰色の重そうな雲に覆われています。R307の京田辺から宇治田原に抜ける峠で雨が降りだしました。天気予報では次第に晴れだったので、ここは我慢。宇治川ラインに到達すると雨は上がり薄日も射して丁度よい気温。工事の片側通行に所々で引っ掛かりながら南郷に11時過ぎに到着。
定番・瀬田の唐橋 |
唐橋を渡って下流方向へ。川沿いには東屋らしきがなく結局、洗堰近くでランチタイム。ボートも船も見当たらず、静かな水面に鴨たちがはしゃいでいました。
社会人ボートの強豪 東レ滋賀の艇庫もあります |
絵のような今日の瀬田川 印象派? |
先々週に交換したチェーンのお蔭でシフトフィーリングが良くなり、パシパシ一段ずつ変わる感触は快感ですらあります。ま、旧105ですし低レベルの話で恐縮ですが、余計な操作や思わぬギアで我慢しなくてよくなり、登坂が楽になりましたのだ。本日走行98.5km。
瀬田川(宇治川)の静謐。グリーンのテーブルができてます |
♪♪♪
夏休みの部活の帰りだろうか、高校生カップルが橋の歩道を渡ってくる。
彼はスポーツバックを肩にかけ、手で欄干を撫で、
彼女は少し照れたようにうつむき加減に喋っている。
繋がれた二人の手は、僕に気づくとパッと離れ、
すれ違った後にまたどちらからともなく繋がれた。
次の日も、その次の日も、そのまた次の日も、二人は手を繋いで橋を渡り、
彼女の顔は段々と上向きになり向日葵のように明るく弾けていった。
新学期の9月、橋を渡ってきたのは彼女ひとり。
次の日も、その次の日も、そのまた次の日も、ひとりだった。
彼女の手は欄干を撫で、視線は時々水面を彷徨う。
思い出したように取り出すスマートフォンはすぐに仕舞われた。
翌週、彼女はスマートフォンを一心に見つめながらやって来た。
歩きスマホ、危ないよ 声を掛けようと顔を見たら
その瞳はしっとり潤んで、でも口元は少し緩んでいる。
きっと嬉しい知らせなんだ。
僕は素知らぬ振りをしてすれ違い、見えない彼に心でエールを送った。
夏の終わりは次章の始まり。
♪♪♪
今月昨日までの奈良市の最高気温平均は35.2℃と平均が猛暑日。なので色んなモノが狂ってます。
あつはなつい ・・・。
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