土曜日、次女の結婚式でした。これで子供もみんな巣立ったことになります。
今回、披露宴ではエアライン関係者(女子)の時の伝統という”寿アナウンス”をANAの皆さんがやってくれて大受け。Another Sky(ANAテーマソング)が流れる中、機内アナウンスに模して喋ってくれます。例えばこんな感じ。
「この飛行機はANA0709便(挙式日)○○(式場名)発 幸せ空港行きです。当便の機長は□(新郎)…」 から始まり
「これより先、機長並びに機長専属チーフパーサー(新婦の事)に色目を使い、夫婦仲を損なう行為は法律で禁じられておりますのでおやめください。これまでの恋心はスイッチをお切り下さい…」
「只今より非常用設備についてご案内します。… 非常の際、新郎は可能であれば新婦を抱きかかえて逃げて下さい。不可能と判断した場合は、勇気があれば、一人でお逃げ下さい。」
「新郎が家庭内にお持ち込みになれるのはゼロがたくさんついたお給料明細だけでございます。ゼロの数には制限ございません。仕事上のもめごと、女性問題は、新婦のご機嫌を損ねる恐れがありますので家庭にはお持ち込み頂けません。ご注意下さい」
「新婦は緊急時に備えて充分な訓練を重ねておりますので、新郎はポケット内の怪しいマッチ、領収書、香水、口紅などには十分ご注意下さい。万が一の際に備えてご自宅の非常口も確認されておくことをお勧めします」
等々。口調が全くの機内アナウンスなのでリアルです。結構笑える。
今回もバージンロードを歩く「花嫁の父親」をやりました。少し生々しいですが、JetStream風に。
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ほんの小さい頃、怖いと僕の肩にぎゅっとしがみついた小さな手は、大きくなって純白の手袋をはめている。僕は腕にそっとかけられたその手を確かめて、さ 行くよ と一歩を踏み出す。
ドレスの裾を踏まないように慎重に歩く娘と歩調を合わせるのに精一杯の僕。
バージンロードの上は感慨どころではなかった。
やがて前から三列目の停止ポイント。
純白のその手を花婿の手に引き渡して、僕は娘の人生からも一歩引き下がった。
段を上がる新郎新婦。そのドレスの長い裾を眺める頃、これまでのショットがフラッシュバック。
こんなに大きくなっちゃって…。
頭の中は時間を失う。暫時後、滲む目を瞬きすると、牧師様の声が柔らかくチャペルを満たしていた。
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天候が回復した本日は、穴虫峠を越えて南河内CLから八尾空港へ。走りながら気が付くと「糸」を歌ってたりしてなかなか引力圏を抜けられないのでありました。本日走行80.3km。
世の中に「仕合わせ」一つ増えたのであります。「シワヨセ」の方は甘んじて受けましょう。
【お知らせ】
ShortStory スペース・ラヴ 後編13話 「ブルーリボン」 を追加しました。
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