2015年10月10日土曜日

コスモスの恋心

TVのCMで長谷寺の紅葉がきれいだったので行ってみたら、まだまだだった。

当たり前です、気温も20℃あるしニュースでも見たことない。文字通りの門前払いで、仕方なく?草餅食べて考えました。ここまで来たら大宇陀まで行こう。大宇陀はR165をそのまま直進、榛原から数キロ南へ下れば着きます。途中には以前「ゆきかぜ」でへーこら登坂した難関「西峠」がありますがイモに較べりゃ何とかなるだろと出発。

イモ峠(正確には芋ヶ峠)と違うところはR165が輸送幹線で大型貨物はじめ交通量が多い事。路肩が狭い所も多くなかなか危険ロードでもあります。長谷寺を出発し緩々と登り始めます。登坂の極意を先日のとびしま海道でBECKONのKさんから聞きました。曰く「まず一番大きいギアに落として、心拍が落ち着いて大丈夫そうだったらギアを上げて行く」だそうです。まだ緩い段階でLOWにするのも気が引けるので、下から3番目(21T)でノコノコ登るカメさん走法。

斜度が上がる都度、ギアを落としカタツムリ並に。時速10km程度。これが功を奏して?難なく西峠に到達。途中対向で走ってきたB4のパトカーが引き返して追い抜いて行きました。余りの遅さを不審に思ったに違いありません!?

榛原駅を潜って宇陀川沿いの小道を大宇陀ダウンタウンへ。途中から伊勢本道に入って古民家が並ぶ松山地区ポタリング。古民家は保存されているものですが、表札もかかっていて住んでいる家もあります。勿論新しい家も合間にあるので覗き込む所を間違えると失礼な事になります。

このような「しっとりとした」古い街並みには、よく道路の傍らに水路?がありますね。この松山地区にも宇陀川から引いて来たのでしょうか、きれいな水の小さな水路が家々の前に流れ、古民家から出てきたマダムが軒先にぶら下がっていた籠入り寄植えをそのままドボンと浸けて水やりに代えていました。ひっそりと佇む午後の静かな街並みに、控え目なせせらぎ音がBGMのように響いていました。

松山西口関門 城下町の入口だそうです

ふと覗いた寺の門内には、こんなきれいな庭が。
道の駅で休憩。小さい店ですが結構な賑わい。かつて、京・大和・伊勢・吉野を繋ぐ要衝だった頃もこんなだったのでしょうか。スポーツサイクル用ラックは勿論、電動自転車の貸し出しもありましたよ。貼ってあった地図を見て帰路を検討。吉野まで20km位。行けるとは思いますが帰れるとは思わんし、途中で分かれて談山神社に出るルートは長大トンネルがあって結構山岳路。と言うことで安直に戻る、R166で女寄(みより)トンネル通って桜井へ直滑降コースを選択。R166も国道ですからそこそこの交通量。トンネルまでは緩やかに上りでトンネルからはひたすら下り。トンネル出て少しの場所からは絶景ですが半端ない下り坂なので止まれない。下ハンでブレーキ握り激走でした。速度は内緒です。

桜井からR165をそのまま進み、久し振りの4'seasonへ。しかし本日イベント中とのことで満員御礼。何でもジュエリとかアロマとかで、そうだ、ここはレディースのお店だった!と我に返ったのでした。で、りょうさんお勧めの藤原京・コスモス満開へ立ち寄り。可憐です。遠くの香具山も霞むほど可憐です。風に揺れるコスモスは切ない恋心のようです。藤原京を舞台にした叶わぬロマンスを吸い取ったのか、訪れた女性の心のパウダーを浴びたのか。少し離れて見るだけの私は何もできない歯痒さ、悔しさ、そして重なる切なさを感じてしまい、思わずコスモスに「ごめんね」と謝って引き返したのでした。秋ですねえ。

本日走行98.4km。(あと2km位走って来いよって話です)

さて福山プロポーズの日をTVで聴いて「お、オレの誕生日やん」と思ってたら北川景子さんの誕生日なんだってね。同じバースデイって関係ないのに少々「エヘン」と思います。そしてまさにその日に転倒落車したんで、もしかしてだけどー♪ 私の幸運成分がそっちに振り分けられたんじゃないのー ♪ と、もう少し「エヘン」と思います。擦過傷も痛くない。まだ1ヶ所グジュグジュが治らんのだけど。

歳のせいだろ ♪

風そよぐコスモス畑

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