チビ雪だるま参上 |
強風に雪が舞い込む中でタイヤを外し、まじまじと観察。幾つか穴は開いているものの、裏まで貫通は認められず、手で触っても尖ったものはありません。そしてチューブ。寒いのでお湯を張った洗面台で、空気を入れてチューブを観察。どこからも気泡は出ていない。あー判らん。以前シュワルベのチューブでバルブコアが緩んでパンクみたいになったことありましたが、今回はバルブからも気泡は出ません。念のためこのチューブには空気入れて放置、再様子見にしました。タイヤは3500km走行なので寿命にはやや早いながら使用中止に。状況からするとスローパンクなんですが、徐々に抜けていたのに感じ取れなかったのか、金曜になって急にスローパンクが”Wow 週末や!”と駆けこんできたのか、未だ謎のままです。
結局、買い置きの同じタイヤ(GP4000S2)とチューブ(今回はコンチのRace28)に交換。2km試走し、おっしゃ、明日は大丈夫!と思ってたら夜から雪が舞い始め朝には付近は真っ白に。積雪と言うほどではありませんが、1日中断続的に雪が舞い風が吹き荒れ、ま、冒頭の気温の通り、走る気にはならん一日でした。また1週間、リアタイヤと様子見チューブを触る日々が続くのです。
ほんの少しの雪化粧 奈良の山寺 |
山寺の山門もパウダーがかかりました |
エピローグだけご紹介しておきます。最後にこうなる保証はないのですけど。
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砂浜には波が繰返し打ち寄せていた。湖面の向こうには沖島と対岸が重なって見える。
あそこを通ってきたんだ。琴は小さく溜息をついた。
まだ終わってないけど、あと少しだって言ってたし、あー、ここまで来れたんだ。
”琴、左見てごらん。湖北が霞んでるよ”
”うわー本当に遠くになってる”
”あそこ走って来たんだよ。本当によく頑張った” 後ろで爺様が微笑んだ。
”始めて1年の高校生にしては上出来ですね” 前で引いてくれたコウヘイさんも言った。
真っ暗なトンネルでパンクした時は泣きそうになったけど、コウヘイさんが手早くチューブ交換してくれたから、気持ちが切れなかった。実は長浜までは余裕じゃんと思ってたんだ。でも余呉を過ぎたあたりから足が棒になって漕いでる感覚もなくなってきたのだ。ここでパンクって、私呪われてるん?と真面目に思った。一人じゃないって素敵な事だった。
”よーし、琵琶湖大橋はすぐそこだよ。ラスト行くよ” 爺様が声を掛ける。
3台のロードバイクは路地裏をゆっくり走り、道の駅の脇を抜けて琵琶湖大橋の袂に着いた。
”さ、この橋は琴ちゃんのWinning runだよ。だから先頭行って” コウヘイさんが笑う。
琴はゆっくりと、ギアを変えて坂を登り始める。弓なりの橋を登って下ればゴールだ。
ゆりも一緒に来たかったな。棒の足を忘れて琴は回した。
いつの間にか頬が濡れて、下りの加速で涙が吹き飛ぶ。
ゆり、私が引いてあげるよ。ゆりだって2輪に乗ってるじゃん。だから一緒に来よう。一人じゃないって素敵なんだから。
下り切った先の料金所。琴はハンドサインを出して減速した。
その向こうでヨシノさんとホイルチェアが待っていた。何だかぼやけて見える。
涙じゃないよ。きっと虹がかかってるんだ。琴はそう言い聞かせ、最後のブレーキを引いた。
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センター試験の日はいつも雪になる気がします。私は「共通一次試験」の1期生でしたが、やはり雪でした。寒そうだし、リラックス効果も狙って、いつも使っている座布団を持っていったの思い出します。今では持ち込みに厳しそうですから駄目でしょうかね。
何だこれ。座布団1枚 没収!
えー?もう滑ったんですか?
笑点見過ぎやって。受験生の皆さま、お疲れ様でした。
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