先々週も御所経由で吉野に走りましたが、今回は違うルート。ならクルC17番、中将姫ルートです。このルート、一度走ったものの、細い道をアミダ籤のように曲がるのでややこし。
富雄川を大和川合流地点まで下ってそのまま南進、広陵町・香芝市を抜けてR165BPへ。本来R168を行く筈が間違えてしまった。そのままでも行けない事ないですが、交通量の多い道なので、竹内交差点からR166に入り、C17へ無事進入。記憶を辿りながら細い道を走りますが、もしかして前回より標識増えてる?お蔭様で間違う事なく終点の交差点まで来れました。
ここからは地図の記憶を頼りにひたすら南進。ドン突きを右折して坂を登ると名柄地区。目指す梅本豆腐店はこの一角にあります。TVでも紹介されていましたが、兎に角試食の多い店だそうで、手作り豆腐は勿論、手作りドーナツも絶品とか。ドーナツ楽しみ・・・と思いながら集落内の細い路地を入って、行き過ぎて戻って来ると狭い空き地の駐車場にサイクルラック発見。「すげー!」と喜んで自転車掛けてると、目の前の店に、しっかり「日月定休日」の看板が立ってました。あーやってもた。
梅本とうふ店 本日休業 |
開けて下さいって訳にも行かないので再び「たんちょう」に跨ると向かいの壁に「ぶらぶらながらマップ」ってのが貼ってあっていろんな建物が可愛くイラストされています。ツーっと走ってみると道の真ん中の地下に疎水が流れているようで心地よい水の音。土塀や古い木の壁の家もあって、一角は昭和初期の映画セットに使えそう。くるっと廻ってみると貯金箱のようなピンクの洋館「郵便名柄館」。カフェになっているようで、その背後の小さな庭園には巨大な切手のオブジェ?と郵便配達夫の像、そしてこの地域の出身と言う作家・堺屋太一氏の文までありました。どう頑張ってじっくり見ても3時間が限界のコンパクトなレトロ集落ですが、みんなで一所懸命保存してるって感ありありでした。
昭和初期の一角です |
郵便名柄館 なんとキュートな |
その庭園には切手がズラリ |
細い道を下って行くと東には明日香の背後の山々までずっと緑が広がっています。これから段々濃くなって行く緑に合わせるように、蝉が鳴き始め、麦わら帽子が走り、虫取り網が振り回され、そして赤トンボが飛び始めて緑は黄金になってゆくのでしょうね。そんな風景がまことにしっくりくる原風景です。
小学校だってこんなにレトロモダン |
そんな集落の終端に本日2軒目の手作り・片上醤油の蔵がありました。こちらも日曜日でシーンとしており大豆達の様子も伺えませんでしたが、この中でじっくり醸しだされているんですね。実は私、ここの当主とは昔からの友人なんですが、最近トンとご無沙汰です。なので会ってしまうとそのまま通過する訳にはゆかないので丁度良かったか。因みに、めっちゃ面白い当主ですよ。爺様と喧嘩しながら醤油作ってたって、朝ドラを地で行っている感じ。ヒロイン? いやちょっとそれは…。
実は片上醤油が梅本豆腐店からこんなに近いとは知らず、「ぶらぶらながらマップ」で見つけて突如行ってみたってのが実態。
片上醤油もお休みモード。大豆は働いてまっせ。 |
帰路はR24を跨いで京奈和自動車道下の道を走り橿原神宮へ。JOGGINGステーションで休憩して、再び西方へ戻って葛城自転車道経由で帰宅。本日走行86.4km。所々でニイニイゼミが鳴き始めた初夏以上真夏未満の一日でした。
かの豆腐屋さん、今日は私以外にも、わざわざやって来た遠来客数名。ウロウロオロオロあらあらでしたが皆さん至って柔和。いやあ、休みやったんやね・・ははは、ボクも知りませんでしたわあ みたいに角が立ちません。
豆腐屋だけに。
【お知らせ】
ShortStory スペース・ラヴ 後編11話 ペトラの謎 追加しました。
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