経路は名阪国道・東名阪・伊勢湾岸道・東名&新東名・首都高で、500km弱。土曜日の朝に出発し名阪国道でいきなり事故渋滞30分ロスはあったものの、以降の高速は順調でした。車は典型的なオッサン車である日産ブルーバードシルフィ2007年型。既に8万キロ走行でしたが予想以上に扱い易く、よく走る車でした。今回初めて新東名を走りましたが、東名に較べ山側を走るため、カーブ・アップダウンが多いのです。が、シルフィはするするっと加速し、パワーや速度的な不足は全くありませんでした。足回りも適度に堅め、遮音もよく、FFの軽快さと相俟って、もう少しデザインを工夫すればこんなマイナー車で終わらなかったのではないかと思いました。ただ直進安定性は不足するので路面の悪い道は少し疲れるかも。
厄介だったのが横浜市内。届け先は南区なのですが幹線道路以外は極細道路で一通・行き止まりだらけ。道路の向きや幅はランダム。首都高降りてから、幹線道路までは順調だったのですが、そこから下調べしていた一通道路が工事で通行止めだったもので、迷宮入り。使い慣れないナビもあって、薄暗い中を同じ道を3回走り、17時に工事通行止めが解けてようやく辿りついた次第。あの奥地?によくぞ大きなマンションを何棟も建てたものと感心します。妹には早めの軽自動車への買換えを勧めてしまいました。
その日の宿泊はハマの名門ニューグランド。勿論本館です。機能的には「昔のホテル」ですが、目の前に停泊している氷川丸と同様、渋くてシック。迷宮の疲れもあって結構良く寝られました。朝食も美味しかったですよ。伝統ホテルは朝食が美味しいってのが私の定見です。
日曜は朝から横浜散歩。汽車道歩いて赤レンガ倉庫、3管区海上保安庁へ。ここは海猿のロケ地と共に、2001年に自爆沈した北朝鮮工作船が展示されてます。漁船程度の大きさにプロペラ4軸。それだけで充分不審船ですね。そして双胴の海保の船が入ってきました。頭でっかちで放水銃みたいなのがたくさん付いており、名前は「ひりゅう」。後で調べたら消防船でした。大桟橋には巨大な客船が停泊中。米国セレブリティ・クルーズの客船ミレニアム(9万t)でした。中央にはシースルーエレベータもあって、まるで浮かぶ豪華マンションでしたねえ。
そのまま歩いて山下公園へ。ランナーがたくさん走っています。それからハロウィンの仮装した親子連れもたくさん。子供は可愛いんですが、大人は人によりけりです。ゴミ袋被っただけでは「お化け」か「怪しい者」か区別つかんしね。更に少し行くと元日本郵船の客船氷川丸が係留されてます。その係留鎖には鴎が目白押し。別の索には海鵜が並んでて、種類ごとに縄張りがある模様。但し群がる鴎には白っぽい鳩が混ざって一緒にエサ?貰ってました。どこの世界にもちゃっかり者はいるんですね。
そこから横浜駅東口までの水上バスがあったので乗船。バスと呼ぶだけあって2箇所に寄り30分掛けて横浜駅に戻りました。船は渋滞しないので時間が計算できます。で、横浜YCATからリムジンバスで羽田に出て、久々の大型機、ANAのB777で戻って参りました。空路は熟睡。確か16Lから離陸した筈ですが、以降記憶がなく、気付いたら最終着陸態勢でした。空飛ぶゆりかごです、ボーイングは。
横浜ベイエリアはやはり神戸に較べ規模が大きいです。船着場と言うより海が見えるレジャーエリアって感じ。赤い靴履いてた女の子も銅像になって公園から海を眺めていました。ランナーが行き交い、カップルが笑い、キキの仮装をした同年輩の女の子が走ります。手を組んで真っ直ぐ前を見つめる瞳にはどんなに映っているのでしょうね。もの哀しい話とは聞いていますが、本当はもっといろんな色があったと思いたいものです。
しかし、消防船に「ひりゅう」って名前はどうよ。火龍? 火を以って火を制すって考え方でしょうか? 飛龍? これも煽られて余計に酷くなる気が・・・。やっぱ、海龍でしょ。
え? シードラゴンはタツノオトシゴ? 「焼石に水」っぽいか。
富士山がきれいに見えました♪ |
消防船 ひりゅう |
氷川丸とカモメの水兵さん? |
豪華客船 ミレニアム |
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