ふたかみパークと言えば、6月の竹ノ内峠越えで休養!を取った所ですが、本日は龍田川沿いのR168から竹取公園からR165・R168経由でふたかみパーク、その後は竹ノ内街道の残り部分を走って金剛葛城自転車道で帰ってくるプランです。
とは言え土曜日に長女の結婚式を終え、早朝から夜までバタバタした翌日なんで、なんか重い。身体も心も。結婚式でのチャペルの作法で、牧師さんから「お父さんはこの結婚を承認しますか」と聞かれ「承認します」と言って、新郎と向かい合って握手するのですが、「承認なんかできるか!!」「野郎、表に出ろっ!」なんてやったらドラマになるなあ と控室で新郎に言うと「ですよねえ。でもできませんよねえ・・・」と返されてしまいました。父の無力。ま、会場全体というか出席者全部が敵みたいなもんなんで、所詮は勝負にならんのです。父の虚無。多分、嫁姑問題と並んで人類永遠のテーマなんでしょう。
いつものように一旦北に向かい、R168を南下します。生駒山の上には水蒸気で満たされた巨大な雲が幾重にも覆っています。なんか、やば!と思ったら案の定、大粒の雨がボタボタっと命中。南方の空は雲が薄く明るいので、ダッシュ南方。なんとかかわせました。そんな不安定でムシムシの天気ですから、龍田川の清涼さも効果が小さい。風は南西から来るし、ますます重い身体と心とペダルなのでした。
王寺町・西大和ニュータウン・竹取公園・真美ケ丘ニュータウンを経てR165・R168を走り、正午過ぎに道の駅・ふたかみパーク到着。ここまで距離は35kmなんですが1.5倍位の草臥れよう。アイスクリームにありつき、小休止。その後、あの「竹内」交差点を目指します。竹内交差点から東進すると、先月は走らなかった竹ノ内街道の残りを走り、終点?長尾神社に到達する筈。「竹内」交差点まではバイパス道路なんで何なく進み、左折。国道なんで、まあ普通の道です。長尾神社はどこかいなとキョロキョロしながら走ります。
葛城市役所を通り、磐城駅前を通り「長尾」交差点。いよいよキョロキョロし看板探しますが見当たらず「尺土」「尺土五の坪」なんて不思議な地名を過ぎると「大和高田市」。えー?長尾神社は?
どうやら見過ごし通り過ぎたようです。そもそも街道の趣きも何もない。良く調べないで「判るやろ、多分」で漕ぎ出した私も悪いのですが、結局、竹ノ内街道って本当にR166だったんだろーかと言う根本的な疑問も湧きます。ひょっとしたらR166の一つ南の細い道かな。これだと長尾神社に着きます。結局、磐城駅前を過ぎた時点で通り越した事になります。駅ばっか見てたのが敗因。だってなんでこんな所に「磐城」って地名があるんだろって思いますよね。本元の磐城国(福島県)は「いわき」って平仮名なのに。
結局判らんまま大和高田市内の一方通行の細い道(こっちの方が余程竹ノ内街道って感じ)を走ってると見覚えのある景色に到達。金剛葛城自転車道に無事入れました。相変わらず南西風が強く、雲は間断なく流れ、遠くの奈良市若草山は白く霞んでいます。幸い降雨には遭うことなく第2浄化センター経由でいつものコースを帰って参りました。本日走行73.3km。7月は319kmでした。
披露宴で長女の両親へのメッセージを聞いていると、本当に走馬灯のようにいろんなシーンが飛び去って行きました。産院で初めて面会した時の事、オンボロアパートで這い這いしながら帰宅を迎えてくれた事。大きな瞳でいろんな人から「かーわいいー」って言われ自慢だった幼少の頃。自転車の練習が恥ずかしく、離れた公園でこっそりやったこと。中学入試で本命に落っこちてワンワン泣いてた時の事。推薦で私大に決まり、心がすっきりしないまでも親に従ったこと。彼女のこれまでは人生の節目で空に必ず大きな虹が架かっていました。昨日は屋内で見られなかったけど、きっとどこかで特大の虹が架かっていた事でしょう。親バカ丸出しですが「切なさ」「安心」「心配」が入り混じった不思議な感じ。丁度、甘酸っぱく炭酸弾けるレモンスカッシュのようでありました。
よかったね、まいまい。
ふたかみパーク駐輪場 |
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昨日、受付係だった次女を伊丹に見送ったらB787発見 |